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どのチャンネルを回しても金賢姫元工作員の話題ばかりですが、民主党賞賛ばかりの報道ぶりではなく、割と厳しい報道もされています。
金元工作員との面会の裏には、やはり、アノ事件がやはり隠されているのではないかと思います。
その前に、報道を一部ご紹介
中井担当相「金賢姫」で相報道陣に八つ当たり
http://news.livedoor.com/article/detail/4898017/
中井拉致問題担当相はなぜか怒っていた。｢ヘリの音がうるさくて会談にならなかった｣とかで、「ヘリコプターを飛ばしているのはどこの会社ですかッ」 別荘前の道路に駐車している報道陣の車にも、｢道路を空けてくれとお願いしているんですから｣と八つ当たり。
これに笠井信輔アナが｢都心のホテルでやればこんなことにならないのに｣と切り捨てた。
元拉致被害者家族会の蓮池徹副代表ですら次のような意見を述べている。
｢しょせん23年前の人ですから。超法規的措置を取ってまで来日する意味があるのかどうか。韓国政府と日本政府の、ある一部の人の利害関係が一致したパフォーマンスだと思います｣
番組ではデープ・スペクターが次のように語った。
｢拉致問題が行き詰っている状態なので起爆剤になればいいですが、23年前の情報なんですよね。
最近は韓国への脱北者が多い。そういう軍人などの脱北者に接触したほうがはるかにいいと思う。こんな大袈裟に隠したりする方がみっともない。コソコソやるなら最初からよばなければいい｣
隠密でやるなら徹底すればいいのだが、それではパフォーマンス効果がない。中途半端な隠密作戦でかえって問題が起きている。
【金元工作員来日】滞在先、鳩山前首相の別荘にしたワケは「飯塚さんに料理作る約束」と中井洽・拉致担当相
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100720/kor1007201248008-n1.htm
（中井大臣は）来日実現の感想を問われ、「パフォーマンスとかテロリストを入国させるのはけしからんとか議論されているようだが、パフォーマンスなら選挙前に実現を図っている」と反論。「約１０カ月かかったが実現できたことは拉致問題解明に前進できるものと考えている。どういう話になるか予測は付かないが、横田さん夫妻にとっては元気なめぐみさんを直接見聞きした人に初めて会われることなので励ましにもなると考えている」と話した。
中井大臣は１０ヶ月前から着々と計画していたと言っています。
しかし、鳩山元首相（なつかしい）が、このようなことを言っています。
【金元工作員来日】「国益にプラスなるなら」 面会場所に別荘提供の鳩山前首相
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100722/stt1007221210003-n1.htm
鳩山由紀夫前首相は７月２２日、参院選の選挙期間中に中井洽（ひろし）拉致問題担当相から、「軽井沢の別荘を貸してくれないか」と依頼があったと明かした。
これらのニュースを見ていて、保守層の人もリベラルの人も”中途半端だなぁ”という印象を受けたかと思います。
実は、菅さんは総理になってすぐに家族会の方々と面会されたのですが、家族会との面会中だけ「ブルーリボンバッジ」をつけて、家族会の方々が帰ったらバッジを外すという愚行をしました。
そして、次の日の所信表明演説でバッジが付いていないことに気が付いた国民の怒りによって、カンガンス ブルーリボン事件としてインターネット・ツイッターで炎上するに至りました。これについては 「菅 ブルーリボン」で検索するといろいろ出てくると思います。
誰か菅総理の「ブルーリボン」を見た人はいるか？”青”を利用して拉致問題から逃げる「私達の総理」
ここで、菅総理がブルーリボンで炎上するまでを時系列で見ていきたいと思います。
6/4 菅さん首相になる
6/10 菅総理＋中井拉致担当相 家族会と面会
6/11 産経２６面 菅総理 家族会と面会 胸にはブルーリボンバッジがついていたと報道。
6/11 菅総理所信表明演説 前日の家族会との面会では付けていたはずのブルーリボンバッジがない
昨日は付いていたはずのブルーリボンが所信表明演説では・・・
6/16 関西テレビ ニュースアンカー青山繁晴さん激怒！
菅総理は拉致問題に関心がないと フルボッコ
青山繁晴「ブルーリボン」を付けて拉致問題辛光洙から逃げる私達の総理
カンガンス 炎上開始
6/24 参院選公示 選挙スタート
6/25 - 7/10 中井 中井洽・拉致担当相 鳩山元総理にキムヒョンヒ氏との面会のため別荘を貸して欲しいと依頼
7/11 参議院議員選挙 そして敗北
ブルーリボン事件でツイッターが炎上したときは、菅さんも中井さんも相当あせったと思います。金元工作員との面会を考え付いたのは恐らくこの時ではないかと思います。
逆に、本当にずっと前から金元工作員との面会を企画していて、着々と進めていたならば「家族会と面会中だけブルーリボンバッジを付けて いなくなったらすぐ外す」などという愚行をやる必要がありませんし、６月１０日の家族会の方々との面会の前後に金元工作員との面会も実施して相乗効果を狙えたでしょう。そして、統一地方選狙いだと仕掛けるのが早すぎます。
私たちが”中途半端な面会”と感じたのは、実は本質を感じていて、面会を企画したのが昔からでもなければ、選挙で負けた後でもなく、ブルーリボン事件で炎上して数日後の悪足掻きの一環と考えると、この不自然な面会が自然と理解できます。
そもそも、拉致被害者の情報がほしいなら、冒頭のデーブ・スペクターさんの発言ではありませんが「脱北者」やスパイとして北朝鮮に侵入した人に聞くべきだし、
救出が目的ならば、菅さんや中井さんが直接北朝鮮にいけば良いはずです。
ところが、実現したのは金元工作員との面会なのです。北朝鮮外交という難しい問題から逃げる一方で、何か成果をアピールしたいという思惑が透けて見えます。
これで、実現できた事と言えば、民主党が家族会に対して何かをしてあげたというアピールだけでしょう。また、鳩山さんの別荘を選んだことで、今回の面会を実現したのは”政府”ではなく”民主党”なんだと家族会にプレッシャーをかけることぐらいはできたかもしれません。
菅さんが本当に拉致問題に関心があったならば、
ブルーリボンを利用してこんなひどいことをするでしょうか？
結局のところ、菅総理の今日の迷走は、拉致実行犯シンガンスの釈放嘆願をはじめとした愚行の積み重ねに他ならないのです。
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