『アイスリボン・マーチ2011』-4 | メドさんのマニアックな日々

『アイスリボン・マーチ2011』-4

◆メインイベント ICE×60選手権試合 20分1本勝負
○【王者】藤本 つかさ (14:25 ビーナスシュート→体固め)vs×【挑戦者】Ray


お互いにクリーンに握手を交わして試合開始。


メドさんのマニアックな日々

静かな立ち上がりから序盤は基本的な攻防となりましたが、一回り小柄なつっかはパワーでは押されながらも

スピードを活かして、主導権は握らせません。
スペースローリングエルボーからスタナーを決めるRayに対し、つっかもキックで反撃。
Rayがロープ越しのエルボードロップやキャンドルを決めれば、つっかは膝十字でRayの脚を狙います。
中盤以降は、お互いが大技,決め技のラッシュとなり、Rayのバックラッシュ,ムーンサルトプレス,

ジャーマンSH,つっかのビーナスクラッチ,ビーナスシュートもスリーカウントは奪えず。
Rayのツイストプレスを自爆させたつっかがツカドーラ狙いに行き、Rayがそれを切り替えしますが、ここも

スリーカウントには至りません。
最後はつっかが渾身のビーナスシュートをクリーンヒットさせ、遂にスリーカウントを奪い防衛に成功しました。


両者の動きが止まらない、熱く激しい一戦となりました。
様々な大技を繰り出すRayに対して、つっかは膝十字とビーナスシュートに総てを賭けた印象で、それが

最終的に勝敗を分けた気がします。
当初はタイトル挑戦に気持ちが感じられなかった挑戦者を本気にさせ、その上で破ったつっかは立派な

チャンピオンです。


私自身も激しく興奮してしまい、試合後半は写真も全く撮っていませんでしたし、頼まれていた勝利コール時の

紙テ投げ入れも忘れました。 (汗;)


*流石の底力を見せてくれたRayなのですが、その日のツイッターを見ると「タイトルが獲れなかった」

「タイトルが欲しい」は良いとして、それに続く言葉が「さくらさん、またチャンスを下さい」
当たり前ですが、チャンスは誰かに貰う物では無く、自分で掴む物です。
しかも、それを訴える相手がチャンピオンのつっかでは無く、マッチメイクをしているとは言え、相変わらずの

さくら。
更に翌日のツイッターでは「リベンジ」という言葉を使っていましたが、挑戦者がチャンピオンに敗れた状況で、

この単語は不似合だと思います。
現時点でも、つっかを格下と捉えていると感じられます。
試合内容は悪くなかったのですが、残念ながら彼女の考え方は全く変わっていない様です。


それはともかく、試合後マイクを取ったつっかは、涙を堪えながら喜びと感謝を伝えます。
中でも「見に来てくれたお父さん、お母さん、生きててくれて有難う」は感動的で、私はここで堪え切れずに涙が

落ちました。
挨拶後、全選手の握手となりましたが、そこで「ガンバレ!」が流れると更に涙が。

それが吹っ飛んだのは、後半横の席で見ていた小笠原先生の所へ都が近付いてきて、満面の笑みを浮かべた

先生が自ら都に握手を求めたのを見た時で、その様子を見て大笑いしたら気持ちが落ち着きました。


最後はさくらの挨拶に続いて、さくら以外の選手が二回飛び出してきて "We are Ice Ribbon" で大会は

終了しました。


◆売店他

後楽園くじも行われていましたが、全ポラやツーショットトーク,お休みコールといった賞品が有りません

でしたのでパスしました。


メドさんのマニアックな日々

通常通りDVDやポートレイトの販売も行われていましたが、震災義援金募集で色紙と選手のTシャツが

販売されていましたので、色紙は当日デビューのたま子,Tシャツは宮城と意識していなかったのですが、

結果的に被災地出身者の物を購入して寄付に回しました。


メドさんのマニアックな日々

メドさんのマニアックな日々

たま子には売店で名前や日付を追記して貰い、宮城には後日蕨でサインを入れて貰う予定です。


メドさんのマニアックな日々

新人トリオ (二代目雑草ガールズ?)

左から、成宮,内藤,新田


アンケートは有りませんでしたが、選ぶならベストバウトは緊張感に満ちたセミ,良かった選手はマイクも

合わせつっかを上げていたと思います。


◆感想


まずは大会中に余震が発生する事が無かった事を、感謝します。


こういう状況下の大会で賛否有ったと聞いており、相当数の予約キャンセルも有ったらしいのですが、逆に

新たに足を運んでくれた人も結構いたのでは無いかと思います。

個人的には「開催すれば成功」と思っていたのですが、内容的にも各試合がバラエティに富んで充実しており、

充分に満足出来た大会で、アイスリボンが後楽園大会を普通にやれる団体になった印象を持ちました。
中でもビーナス三人がそれぞれに個性と実力を充分に発揮して良い試合内容で結果も出し、現時点で団体の

中心にいる事を再認識させた印象を持ちました。


反面、真琴,飛香,りほといった従来アイスの顔だった選手は、今回は役割も結果も今一つでした。
彼女達の巻き返しと、昨年~今年デビューの新人達の台頭で団体を更に引き上げてほしいのですが、今日の

お昼行なわれたIW19初代王者決定戦で、キャリア一年少々の中一つくしが三冠王者つっかを破って

チャンピオンになった事が、アイスを更に活性化させる事を期待しています。


メドさんのマニアックな日々