『アイスリボン・マーチ2011』-1

3月21日(月・祝)お昼は、アイスリボン後楽園ホール大会『アイスリボン・マーチ2011』の観戦に行ってきました。

後楽園ホールも先日の震災で天井等に損傷が見られ暫く使用出来なかったのですが、このアイスリボンの

興業が最初のイベントとなります。

観客数が明らかに過去最低だったのは状況から見て仕方が無いところですが、その中 737人というのは

健闘したと言えるのではないでしょうか。

非常時の案内が繰り返し流れる中、さくらが登場して大会開始。
アイス初観戦の観客が意外と多かったのですが、暫くプロレス興行が無く、どの団体でも良いからプロレスを

求めていた人もいたのかもしれません。
そう言えば、土曜日の道場マッチには、名古屋の新日へ行けずに蕨へ初めて来たというお客さんもいました。

余談ですが、後ろの女性二人連れも初観戦だったのですが、一人は何処かで見覚えの有る顔。
元芸能人フットサル選手の、某芸人さんでした。

それはともかく、さくらからは、涙ながらに大会開催までの葛藤も語られました。
さくら一人での人気投票(笑)も行われてさくらが一番人気になった所で、選手入場。

定番の掛け合いに続きサインボール投げが行われましたが、後方なのでなかなか飛んで来ず今回もゲット

出来ず。
隣のお客さんは、たま子が投げたボールがストライクでした。

◆第1試合 フレッシュオープニングファイト！ イリミネーション6人タッグマッチ 20分1本勝負
りほ＆成宮 真希＆たま子 (0-1) みなみ 飛香＆○つくし＆くるみ

つくし (0:59 エビ固め )たま子
りほ (2:43 ノーザンライトスープレックスホールド)くるみ
飛香 (3:58 カミカゼ→片エビ)成宮
りほ (6:13 ＯＴＲ)飛香
つくし (8:40 ハルカゼ)りほ

これがデビュー戦のたま子，２戦目の成宮に、小５くるみ，中１りほ＆つくし，高１飛香というまさにフレッシュな

一戦となりました。

まずは、そのたま子とつくしが先発。
これまでに無い素早い動きでつくしの攻撃を避けるたま子ですが、逆エビに捕まります。
そこは何とかロープへ逃げますが、反撃しようとした所を丸め込まれて予想通りの秒殺。
替わったくるみもフライングボディプレス等元気一杯にりほを攻め込みますが、上手さでは上回るりほが

ノーザンライトＳＨを決めて2-2のタイ。
飛香と成宮の対戦となり、成宮の馬飛びからの丸め込みを凌いだ飛香がカミカゼを決めて、勝利にリーチ。
しかし、残ったりほが孤軍奮闘。
二人を相手に渡り合うと、飛香をオーバーザトップロープ狙いでエプロンへ落とし、一度は逃げられたものの

二度目はエプロンを走ってのそうまとうを決めて失格に追い込み、再度タイに。
最後はりほとつくしの中一対決となり、つくしが変形弓矢固めを極めれば、りほもさくらえび固め。
つくしのハルカゼが一度は切り返されますが、オースイスープレックスを挟んで二度目はしっかりと決まり、

同級生とは言え大先輩のりほからスリーカウントを奪いました。

最後の二人の攻防は見応えが有りましたし、初観戦の人にアイスリボンを紹介するのには良い試合だったと

思います。
たま子の存在がどう伝わったのかは、出来れば聞いてみたいです。

◆第2試合 タッグマッチ 15分1本勝負
○飯田 美花 (フリー)＆石橋 葵 (フリー) (4:49 津軽固め) 内藤 メアリ＆×新田 猫子

飯田，石橋の元ＮＥＯコンビはＮＥＯのテーマ曲に乗って入場しましたが、来場していた田村，タニー，宮崎，

松尾がどういう思いで聞いたのかも、知りたい所です。
対するアイス新人コンビ (職場でも同僚とのこと)も内藤の入場曲では無く、アイスリボンのテーマに乗って

揃って新コスで登場しました。

先発は石橋と新田。
すっかり猫キャラとなった新田が、引っ掻き攻撃や「ニャー」で撹乱。
初勝利を上げた猫入り十字固めも見せますが、石橋が返します。
内藤も攻勢を掛けますが、替わった飯田がドロップキックで流れを引き込み、石橋もキック，クロスボディで続きま

す。

最後は先週の道場マッチでは決められなかった連携も決まり、飯田が新田にかわず落としからのグラウンド卍

「津軽固め」でギブアップを奪いました。

カードを見て最も不安視していた一戦なのですが、内藤，新田がしっかりしている事も有って、予想よりは

きちんとした試合となりました。
飯田の自力勝利は、アイスでは初めてです。 (デビュー以来初？)
また石橋に取っても、カムバック後初勝利かな？

ちなみに石橋ですが、前日にお祖父さんが亡くなられたそうで、大会後直ぐに福岡へ戻りました。
これまで見た中では一番良い動きでしたし、結果につながった事とも無関係では無かったのかも。