【解説】ゲームキューブの本体構造 | 旧・鋼鉄親子でゲーム漬け!

【解説】ゲームキューブの本体構造

▼ゲームキューブの本体構造▼



ついに、この時がやってきましたね。

メインキャラが4人しかいないのに、存在感がない・・・ない・・・と言われ続けた不憫な私。

親父さんには”キャラクターの薄いキャラクター”というネタとして扱われ、この存在感の”なさ”がキャラクターとして定着しそうになっているここ最近でしたが、ついに・・・ついに私のコーナーが出来ました!

鋼鉄親子でゲーム漬け! ・・・よかったね。

題して「ゲーム無駄知識」です!!

知ってても何のメリットのないような、超マニアックな方向からゲームを見つめる・・・そんなコーナーです。

もう、題名からしてインパクトがないわ。

・・・別に、何を言われようとも・・・このコーナーでは”私が主役”!

私が一番目立たせてもらいます!

鋼鉄親子でゲーム漬け! 実は、このコーナーの全身って既にあって、昔は加速度センサーの構造とか図説(リンク) してたんだよね。
鋼鉄親子でゲーム漬け! ま。あまりにもコアマニアックすぎて、何人の人が記憶にあるか・・・
今回は「ゲームキューブの本体構造」について、熱く語りたいと思います。
・・・なんで今更ゲームキューブなの?

ご存じないと思いますが、恐らくゲームハードで最も設計者の愛情を感じることの出来るハードがゲームキューブです。

恐らく前にも後にも、こんなハイセンスな設計をする人はなかなかいないんじゃないでしょうか。

鋼鉄親子でゲーム漬け!

ふ~ん。

どんなところが、凄いの?

ずばり”遊び心”ですね!!

お二人は、ゲームキューブのコードネームを知ってますか?

・・・そもそも、コードネームってなんなの?

製品を開発している時に、開発員が呼んでいる製品の名前のことです。

たとえばWindows Vistaは”ロングホーン”というコードネームがありましたし、wiiの場合は”レボリューション”という、コードネームが当てられてました。

たしか、ゲームキューブの場合は「ドルフィン」じゃなかったっけ?

ご名答!

「ドルフィン」・・・つまりイルカを指しているんですね。

その名のとおり、本体色はイルカ色。コントローラーはイルカの胴体を模した形になっています。

なるほどね。

言われてみれば、そういう気もするわ。

さらに、ここからが真骨頂。

内部構造にまで、徹底された遊び心が光っているんです。

一番大きなグラフィックコアの名前はFlipper(尾ひれ)」と呼ばれていて、その後ろに「Splash(水しぶき)」と呼ばれるメインメモリーが2基搭載されています。

さらにメインPCUは「Gekko(月光)」と呼ばれているんです。

鋼鉄親子でゲーム漬け! ・・・すごいこだわりようだね。
さらに、それらが基板上に、月夜の晩に海でイルカが水しぶきを上げているかのように、配置されているんです。

鋼鉄親子でゲーム漬け!
鋼鉄親子でゲーム漬け! ・・・あ。言われて居見れば、なんとな~く分かるような気が・・・

さらに、イルカの進行方向にあわせて、スピード感あふれる波をイメージして作られたヒートシンクを配置

こんな官能的で、粋な設計は、他に類を見ません。


鋼鉄親子でゲーム漬け!

・・・でも、こんな見えないところにこだわっても、誰も知らいしプレイに影響はないような気が・・・

違うのです!

見えないところに遊び心を隠す!それが設計者として・・・なによりも遊びを提供する元として、目指すべき境地なのです!

ふ~ん・・・良く分からないけど凄いや・・・

昔の任天堂は、こんな細部にまでこだわりを見せる、凄い会社だったんです。

・・・と、いうところで、今日は閉めたいと思います。

「今日は」ってことは、このコーナーまだ続けるの?

当たり前じゃないですか!

ようやく手に入れた、私が主役のコーナーです。

・・・ということで、次回は”凄いゲーム会社”の「データイースト」について熱く語る予定です。

なにそれ?

聞いたこともないわ・・・

文字通り”凄い会社”だよ。

僕の記憶が確かなら、存在自体がネタな会社だったと思う。