ドリパケ用リアルドリセッティングギヤ Ver1 (40T/10T) | ドリフト屋 D-Like

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◆リアルドリフトプロジェクト◆ドリパケ担当の白線流しさんのレポートです


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☆ドリパケ用リアルドリセッティングギヤ Ver.1(40T/10T)の最終チェック

※このギアについては【通販ショッピング】 のところにも詳しく記載されているので一度ご覧になって下さい。


昨日、製品化予定のギアの最終チェック?をしてきたので報告します。

と、その前に・・・

昨日まで試作品のギアのテストしていました。
これはギアの噛み合わせをチェックするために作られたものらしく、製品に使用する予定の素材よりも柔らかい素材で作られていたんですが、ギアの耐久性を調べるにはもってこいだと思ったので、あえてこの試作ギアのテストをしていました。

装着して先ず驚くのが、噛み合わせの良さ。

走る前から、これなら大丈夫だろう!と確信できる程噛み合わせが良く、スムーズに回り、音もかなり静かです。

・・・んで、昨日までテストしてたんですが、製品化予定のギアが出来てきたので、ここでテスト終了。

使用後のギアを確認してみましたが(恐らく30~40パック以上使用)、ギアボックス内に鉄粉等は皆無で、ギア自体も殆ど痛んでいませんでした。

柔らかい素材でこの耐久性なら、より硬い素材を使用しているこの製品化予定のギアはもっと凄いのかな?などと思いながら、ギアを交換してテストしてみました。

噛み合せは試作品と変わらずバッチリ。
明らかに変わっていたのは、リングギアの重量が重くなっているところです。
ジャイロ効果を狙ってあえて重くしてあるらしいですよ~。

交換前に一度走行し、その後ギアのみを製品化予定のギアに交換してみて走りに違いが出るかも試してみたんですが、走りにも違いがでましたよ!
交換前は、ヘアピンの立ち上がりで時々アンダーが出てたんですが、交換後は立ち上がりのアンダーが出ませんでした。

これがジャイロ効果の恩恵なのか、単に重量増の恩恵なのかは自分にはわかりませんでしたがw

そんなこんなで丸一日テストして、ギアの磨耗度をチェック。

よーく見るとギア同士が当たった所がピカピカ光って見えるって程度の磨耗度でした。
まだ10パック程度の走行ですが、柔らかい素材を使用した試作品であの耐久性なので、やっぱりこれはかなり長持ちするんじゃないかな~と思います!


☆ドリパケ用リアルドリセッティングギヤ Ver.1(40T/10T)の装着例

参考になるかわかりませんが、今回のギアを装着した時の過程を記録しておきます。


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1.先ず、フロントワンウェイにリングギアを装着。
リングギアの内径とワンウェイの外径のガタが殆どなく、カッチリはまるようになっているので、はめる前にグリスやオイルを塗っておくと、はめ込んだ後に取り付け穴を合わせ易いと思います。
(取り付け穴=M2のタップが3つ開いているところ)

2.ワンウェイを支持するベアリングの横のシムは、標準通り左右1枚ずつ入れました。

3.ベベルギアには、標準では3枚シムが入っていますが、1枚に変更しました。


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4.ギアボックス内でのギア同士の噛み合わせを目視でチェック。
組み込んだ時に、ベベルギアの先端と、リングギアのクボミの部分が面位置になるところが噛み合せがベストらしいです。

写真ではよく見えませんが・・・

5.ギアにグリスを塗る。
※最重要
金属同士なので、モリブデン系などの金属に適したグリスを必ず塗ってください。
今回はD-LIKEのサイレントグリスを使用しました。


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6.ギアボックスを閉じ、センタードライブカップを装着後、ベベルギアが前後にガタガタ動いたので、標準通り1枚シムを入れました。

7.この状態でベベルギアを回したりリングギアを回したり・・・
引っかかりや動きが渋かったりなど・・・
不安要素があれば最初からやり直し。

今回はこれでバッチリでしたが、ギアボックスの製品誤差や磨耗等の様々な不確定要素があるので、この調整方法で必ずしも上手くいかない事もあるかと思いますが、恐らくシム調整で調整できる範囲内じゃないかな~と個人的には思いました。

おしまい



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