香り(アロマ)のアロマテラピーの期待できる作用とは? その1
世界のアロマテラピー関連のウェブサイトを数多く見ていても、その多くは“香りによる作用の”アロマテラピーであり、精油(エッセンシャルオイル)の成分(芳香成分)と成分に含有される薬理作用を持つ方向分子の説明がほとんどないことに気が付きます。
残念ながら世界的にもイギリス式と、アロマテラピー発祥のフランス式が混同されていることに気が付くでしょう。
先のスレッドでは経皮吸収について記述しましたが、これからは数回にわたり、香りの分子による世界的なアロマテラピーの説明がどこまで真実味があるかについて、サポーティングデータを交えてご紹介してまいります。
...まずは呼吸器の呼吸器たる機能を知ることが必要です。
アロマテラピースクールで必ずと言って良いほどに語られる、精油(エッセンシャルオイル)の香りは…
1)鼻から入って内部の嗅上皮に付着して、大脳辺縁系に影響を与えることで作用を期待できる。
2)肺から入って、肺の肺胞の毛細血管から吸収されて、体への良い作用を期待できる。
今回は上記1)と2)の考え方の基礎的な部分にのみ記述いたします。
1)について:
鼻の嗅上皮に付着して後は、香りを作りあげている成分はもはや成分としては機能せず、嗅上皮から脳の大脳辺縁系に伝達する際にはすでに電気信号となっています。
2)について:
今回ご紹介の動画をご覧いただき、追って詳細のスレを書いてまいります。
まず動画の説明にある“細気管支”の直径はおよそ 0.5mm です。
香りの気体が肺胞まで到達する際には極限まで限定されてしまうことが想像できるでしょう。
さらに重要なのは肺胞の毛細血管です。
これら1)と2)を考慮して、香りのアロマテラピーの体に与える作用がどのようなものなのかをデータと共に読み解いてまいりましょう。