しかしあれでんなー。刑事弁護もやりにくくなってきたでー。
三枝師匠調からのスタートです。今回はオレオレ詐欺の2次被害ちう話しです。
失礼しました,申し遅れました。みずほ中央法律事務所の三平です。
みなさんこんばんは。
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刑事弁護の話し。
昔は良かった。
当番弁護で逮捕された方に面会に行くでしょ。
イキナリ家族,勤務先との連絡が絶たれてとても困惑・困憊しているわけです。
弁護士に言ってくるわけです。家族の誰々にこれこれを伝えてくれ,勤務先の誰々にどのように伝えてくれ,と。
当然,面会(接見と言ったりしますが)した後,スグに電話を入れるわけです。
三平:私,弁護士の三平です。申し上げにくいのですが。驚かれるかもしれませんが。ご主人が現在警察にお世話になっております。
家族:警察って・・・まさか・・・
三平:申し上げにくいですが。逮捕されたのです。いや,ご主人は人違いだと申されております。
家族:何をやったんですか??どこに居るんですか?元気そうですか?げんなりしちょらんきに?(←実家がローカルということが結構ある)会いにいけるんですか?ところで弁護士さんの費用は・・・?え?当番弁護士でタダ?大変申し訳ありませんねぇ・・・
となっていたわけです。昔は。
今はどうでしょうか。
三平:私,弁護士の・・・ご主人が警察に・・・逮捕されています。(↑と同趣旨なので省略)
家族:あー,なるほど。大変やわーーーーってなるか!?(ノリ突っ込み)
で,示談金が必要とか,振り込めとか,分かってるよ。金が欲しいんでしょ。
三平:えーと。確かに示談を進める場合は示談金が必要にはなりますが,欲しい言うか・・・
家族:警察に通報するよ!
三平:今,警察のロビーから電話しています。警察官に代わりましょうか・・・って無理か(ちょっとノリ突っ込み)
家族:分かった分かった。ほなら本人に電話して聞いてみるよ。
三平:いや,本人は今捕まっているので,電話できませんよ。
家族:本人の携帯に電話してみるよ。
三平:ですから,ご主人は携帯含めて警察の留置係が預かっていますので・・・
ということで,一定の確率で「オレオレ詐欺」として処理されそうになります。ホントにあるんです。
「オレオレ詐欺の2次被害は弁護士」という話しでした。
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