つまらないかもしれないけど | *

*

↑『ゆきのひとつぶ』と読みます

礼。

サッカーのワールドカップ、
ご覧になった方が多いと思います。

サッカーについては、
手を使っちゃいけないくらいのことしかわからない人間なのですが、
見ていて直感的に感じたのは、

勝ち上がっている国の選手は、
プレーが正確で、
自分の立ち位置を客観的に認識している感じがしました。

ドイツだけではなくて南米のチームもプレーが正確♪
足でボールを扱っているのに手で扱っているかのように。

南米の選手のイメージは、
トリッキーで派手なプレーのイメージしかなかったのですが、
ハーフタイムでの練習は極めて基本に忠実で地味(笑)

南米選手の本当の怖さって、
すごいプレーをすることよりも、
ミスしてくれないことと、
日本など相手国の選手がミスしたときに確実に付け込んでくることに
あるように見えました。

準決勝のブラジルの大敗云々とか
あるかもしれませんが、
それだって超高いレベルでの
ほんの一瞬の事件にしか見えませんでした。


その昔、Jリーグ創生期にプレーしていた
ジーコ氏やカレッカ氏という歴史に残るブラジル人が
基本の大切さをチームの日本人に浸透させるのに苦労していました。

そのおかげで日本人の基礎力が向上したみたいですが、
テレビとか雑誌ではあまりそういうことに触れずに、
やれ無回転フリーキックだとかブレ球だとか意外性のあるプレーだとか
そういう派手な部分の報道ばかりが目立ちます。。。

パス回しであっちにそれたパスを追いかけ
こっちにそれたパスを追いかけて少しずつ消耗しているのを見ると
ピッチ上の代表選手をどうこう言う前に、
老若男女一般の日本人がサッカーボールで遊ぶのが
当たり前なることから始まったらどうかなと思いました。


今回のワールドカップで改めて思ったのは、
パスやトラップなどの基本ができているチームが
勝てるのかなということです。


これが野球なら、
強いチームほどキャッチボールや素振りなどを大切にしますし、
スキーなら、先進国ほどプルークや横滑りなどを
大切にしているんじゃないかなと感じたわけであります。


スポーツは興業!基本基本じゃつまらない!
と言われればそれまでですが・・・。


そして、これは憶測なのですが、
いい選手は基本を形だけとか
単なるウォーミングアップと考えずに、
試合でのプレーにつながるイメージで基本練習をしていて、

逆に実践練習の時は、基本プレーとのイメージをつなげながら
パスやシュートの練習をしているんじゃないかなと
そんな感じがしました。


「基本が大事」
というのはその先につながる世界があるわけで、
「技術のための技術」だったり、
「基本のための基本」では、
やはりもったいないなと思います。

テストの答案を丸暗記するような練習だけでは
問題をちょっとひねられただけで
手も足も出なくなっちゃいますからね(笑)


礼。