第7話・戦闘不能!急げ、ダイアナンA(後編) | ロボットヒロイン大好き!

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「・・・炎ジュン・・・」

遠くから自分を呼ぶ声が聞こえる。

「・・・うーん・・・」

意識を取り戻すジュン。反射的にビューナスを動かそうとするが、十字架に磔にされ、身動きが取れない。

「一体どうなってるの!?」

「炎ジュン。やっと気付いたか。今からマミレスとサイコベアーがお前の処刑を行う」

地獄大将軍の声。

「処刑ですって?」

「いくらビューナスでも身動きができなければどうしようもあるまい。頼みのダイアナンも出撃不能らしいな」

「・・・くっ・・・」

悔しさで唇を噛み締めるジュン。

「炎ジュン。覚悟するのだな・・・」

四肢を縛られたビューナスを、マミレスがムチで打ち付ける。

「あっ!」

もう一回。

「クッ・・・」

ビューナスの美しいボディが傷ついていく。

「よくもやってくれたわね!光子力ビーム!」

光子力ビームはむなしく空を切る。サイコベアーは針を飛ばす。

「ああっ!」

ビューナスの瞳=光子力ビーム発射口を破壊する。

「まだなの、ダイアナンは!?」

蹂躙されていくビューナスの姿を見ながら、さやかがイライラして叫ぶ。

「ダイアナンA、修理完了しました!」

「ジュンさん、お待たせ!今行くわ」

飛び立っていくダイアナン。

「アッ!」「ああっ!」「ぐっ・・・」

マミレスに打ちのめされ、苦しむビューナスとジュン。

「ジュンさん!遅くなってごめんなさい!」

ダイアナンがついに到着した。

「よくもビューナスを・・・ダイアナンナックル!」

ダイアナンの拳がサイコベアーを貫通する。

「スカーレットビーム!」

サイコベアーは大爆発。着陸し、ビューナスに駆け寄るダイアナン。

「ジュンさん、大丈夫?」

「ええ。なんとかね」

「あのミイラをやっつけるまで待っててね!」

マミレスに向かうダイアナン。

「よくもビューナスをこんな目に・・・許さないわ!」

ダイアナンに向かってムチをふるうマミレス。

「遅いわ!え~い!」

ダイアナンは軽くかわし、マミレスにキック!崩れ落ちるマミレス。

「やーっ!」

ダイアナンのパンチがマミレスの顔面にめり込む。吹っ飛ぶマミレス。ダイアナンは磔にされているビューナスを自由にする。

「さやかさん、ありがとう!」

「さあ、ジュンさん、あのミイラにトドメを刺してちょうだい。いろいろうらみもあるでしょ?」

「感謝するわ!」

ビューナスは倒れているマミレスの足をつかむ。

「動けないと思って好き放題やってくれたわね!」

マミレスを持ち上げ、ジャイアントスイング。

「えーいっ!」

空中に放り投げる。

「乙女の怒り、受けてみなさい!おっぱいミサイル!」

大爆発。戦いは終わった。

ビューナスに駆け寄り、頬をなでるダイアナン。

「あん、ひどくやられちゃったわね」

破壊された瞳が痛々しい。全身も傷だらけだ。

「ダイアナンはすっかりきれいになったわね。今度はビューナスの番ね」

「ええ。さっ、帰りましょ」

研究所に向け羽ばたくダイアナンとビューナス。

「腕によりをかけて修理するわね

「よろしくね

【第7話完】