お客様に「もう買い換えどきですかね？」と聞かれることがあります。
私はテクニカルサポートであるので営業はしませんが
こんなときは、
スペシャリストにその答えを委ねられていることがわかります。
私がいつもお伝えするのは、
新しくなった時に初めて
これまでの不自由さやストレスに気づく
という「私の体験」です。
これは娘の体験です。
物持ちがいい娘は、
iPhone5を長らく使ってました。
「まだ使えるから」と頑張っていたけど
ある朝、バッテリーの膨張で
膨らんでいたiPhoneにおののき（笑）
その時の最新機種に変更したのです。
新しいiPhoneの快適さに、娘は驚いていました。
「新しくなって初めて、５の不自由さに気づいた。」
と、しきりにいっていました。
私たちは、その、
真新しい世界にでて初めて
以前の不自由さがわかります。
ゆでがえるのように、
じわじわとその窮屈さや熱さになっていった時には
それが自分と一体化するように纏っていくので
その状態すらも認識することができなくなる。
もし、
「買い換えどきですかね？」
そんな問いがあなたのなかにでてきたら
「もう、ここやめてもいいかな？」
「もう、次に行こうかな」
そんな感覚が押し寄せてきたら
あなたの潜在意識、本当の自分が
未来の「快適さ」を、
いち早く察知しているのかもしれません。
そして、それに飛び込んで初めて
その自由さと素晴らしさを体感できるのですから
私たちを守っている自我さんにとっては
「卵が先か鶏が先か」みたいに
難しい感覚になりそうになります。
でも、本当の意味での
新しい世界に飛び込むときの自分には
損得勘定はありません。
それしかない、という圧倒的な感覚
怖いけど、やってみたいという感覚
私たちには絶対的にわかるようになっているようです。
飛行石がラピュタを指し示すように
あなたの胸から、あなたのすばらきものへと
その光線はずっと出続けているのですね。
「もう買い換えどきですかね？」を誰かに問う時には
もう、答えがでているのかもしれません。
