2005年の秋、私は、６歳の娘と二人
夜行バスの乗り場で待機していました。
荷物もほとんど持たず、所持金は数万円。
逃げ出してきた、という言葉がピッタリでした。
母の認知症、父の経済的な問題。
実家の問題を抱え悩んでいる私を夫になかなか理解されず
今思えば、夫も寂しかったのだと思いますが
お酒が入ると喧嘩になり
お互いにストレスを抱えながら
毎日毎日数時間
一向に平行線の言い合いが続いていました。
ある晩、まあまあ重たい「もの」を投げつけられた時に
ぷちっと私の中での何かが切れました。
もう、そこにいることが
私の中では限界。
そのままバスに乗って
関西へと向かおうと決めたのでした。
しかし、その時は
私の中では、ほんの少し頭を冷やそうと・・・
数日だけでいい、この喧騒から逃れたいというもの。
そんな、だけども、大きな決断でした。
バスにに乗る前に、ふと
「このままバスに乗ったら、もう東京へは帰れないかもしれない」
そんな感覚がよぎりました。
これまでも、
喧嘩して実家に帰ったことは何度かあったのに
その時は、もう、何か。。。
相入れない道を行く別の列車に乗るような
そんな不思議な気持ちになったのは確かです。
つづく
・・・・・・・
コンサルを受けていた時に
とても不思議な感覚になりました。
何か、懐かしいような
何か、思い出さなくてはいけないような
ふと、そろそろ自分のホテルに帰ろうと
メンターの部屋をでようとしたその時
「あっ」と思わず声が出てしまいました。
それは、ある時
未来の私が「見ていた」景色だったからです。
「タイムライン」を変えるワークというのがあります。
あるタイムライン（パラレルワールドとも言えますね）上にいる
その時、そうなりたかった「月収５０万」の私をイメージした時に
ホテルの一室から、エメラルドグリーンの海が見えていました。
クッションやソファーの感じも光の加減も覚えています。
このタイムラインのワークは
「そうなった時の自分」が、一体何をしてきたか
「思い出してみる」という不思議なワークです。
その時に思い浮かんだのは
この、ホテルからの風景と「天満橋」というキーワード。
実際に、ここに来るまでに
「天満橋」でのイベントに数回参加したり
新しい仕事での宿泊先が天満橋に程近かったり
たしかに、このキーワードを通過してきました。
そして、年末年始と
まさに月収50万円を達成したあとのこのタイミング。
もう、感動の
未来で見た景色との再会でした！！
その時に、なんとなく「本当の自分」から
声が聞こえたような気がしました。
「これまでのことを綴ってみる」こと。
それは、私のライフマップをなぞること。
よくよく考えると、私も皆様と同じように
ここまで本当にセレンディピティとしかないような
不思議な人生の流れの中で生きてきました。
書いてみて初めてわかることがたくさんあります。
ちょっと紡いで行ってみますね！
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