今日、あるミーティング中に
とてもシュールな言葉に触れた。
それは、あるアイテムでプロの腕を誇る人。
「僕のやり方は、勝てるけど面白くないんです。
楽しみたかったら、勝てないです。
勝ったり負けたりが体験としては楽しいんでしょ。
しかし、勝ったり負けたりではプロではない。
勝ち続けるやりかたというのは、楽しくはないんです。」
さりげないこの言葉に、
ガーンという衝撃を感じてしまった。
こじ付けかもしれないけれど・・・
人生を、体験ゲームとよく称する時
感情の抑揚とか、
しあわせを感じる瞬間とか、
不幸を感じる瞬間とか、
確かに、確かに
この人生の素人であるからこそ
味わえるものであるような気がする。
常に豊かさとともにあり
常に繁栄とともにある
自分が、この人生を創造しているということが
本当に本当に理解できたとき・・・
そこにある感覚は・・・
まったく別物なのではないか?
と思ったわけなのです。
「勝ち続けるって楽しくないですよ。」
と、断言するその方の瞳はとっても輝いているし
一緒にさせていただいてる仕事でも
素晴らしいクオリティでこなしている。
勝ったり負けたりするから楽しい。
悔しいことも哀しいこともあるから楽しい。
不幸せがあるから楽しい。
自己無価値感があるから楽しい。
これらを楽しみたかったら・・・
勝てない?(彼の表現を借りれば)
まるで、上空一万メートルのジャンボジェットが
高速を走る車よりも静かなように
乱気流や、雲の隙間。
ラピュタの竜の巣。
そんなものを楽しみたかったら
高度を下げる必要があるように。
さあ、私は一体どこの高度を楽しみたいのかしら。
しばらく、こんな言葉がぐるぐる回っています(笑)