地終わり海始まるとき | ☆みかっちの「しあわせ感性を高める♡」ブログ☆

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人生のどんなシーンをも、十分乗り越えられる生命力。
あなたには備わっている!
生命力こそがすべての難問解決の秘訣♡

空想、妄想を例えるならば
「万華鏡」のようなもの…
と言えるかもしれません。


昔きいたあるお話です。



未来がとても心配で、その女性は
万華鏡ばかり覗くようになりました。


その万華鏡は未来を映すと信じていましたが
見えてくるのは、現実離れした不思議なお話ばかり。
覗けば覗くほど不安になります。


でも、またその不安によって
再び覗かざるを得ませんでした。


そんな毎日を繰り返しているうちに
現実からは遠のき
何もかもに不安と不満を覚えるようになり
万華鏡を覗いては
人に無理難題を言うようになりました。


現実はすべて上手くいかず
いたるところから信用を失い
当然、女性の周りからは
人は離れて行ってしまいました。


「なぜこんな風になってしまったのだろう…。」
孤独を嘆き、
その空間の虚しさと寂しさをかみしめながら
女性は考えました。


その時もはや不安な未来などはどうでもよく

自分にとっての

「本当の幸せ」

について考え始めていました。


そして、もう二度と万華鏡を覗くのはやめようと心に決め
壁に向かってその万華鏡を投げつけたのです。


  ガチャン!!


・・・中から出てきたのは、小さな石や紙吹雪。


自分の未来のもとだと思って
毎日見つめ続け、すがり続けたものが
そんなものだった事に愕然としたその女性。


「バカバカしいものに、私はすべてを託していた・・・。」

そして、こう感じたのです。


「未来は、今あるものを大きく育てた所にある。
 遠い未来に現実があるのではなく
 今日一日を精いっぱい“幸せ”に過ごすことこそが
 未来を明るく、そして大きくしていくのだわ。」


女性は“夢と未来”を捨てる決心をしたのに

なんと不思議なことなのでしょう、その時
目の前には、確かな“新しい希望”が見えていました。


10年後、女性は沢山の経験を積み
自分らしい仕事に就き
自分らしい愛あふれる人間関係に囲まれていました。


それは、紛れもない
「不変の幸せ」でした。


女性は、遠い昔の自分を振り返り思いました。

「あの、万華鏡でみた未来は一体何だったのだろう。」


幸せを追い求め、夢を追い求めて
あの万華鏡を覗き続けた。


そして、それを捨てたはずなのに
気づけば、いつの間にか
その求め続けた“夢”の中に暮らしている。
幸せいっぱいで・・・・!!




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『ここに地終わり、海始まる』


今、感じる不安、悲壮感。

終わると感じるその今の限界は

ひょっとしたら、万華鏡の中の夢であるのかもしれません。


人生とは、ロカ岬のように

万華鏡の中の小さな小石と決別し

地が終わってはじめて眼前に広がる

もっとダイナミックに始まる大海原。


今日という日を大切な人たちと過ごせる奇跡に感謝し

心をこめて過ごし始めた時が

「不変の幸せ」への第一歩。

最近、そう感じてなりません。