何を見るか | ☆みかっちの「しあわせ感性を高める♡」ブログ☆

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人生のどんなシーンをも、十分乗り越えられる生命力。
あなたには備わっている!
生命力こそがすべての難問解決の秘訣♡

今日は、たまたま、あまりお話したことがない先輩と話す機会があった。


コンスタントに成績をあげられるとても優秀な女性の先輩で、物静かでおしとやかで、どうやってそんなに成績をあげるのだろう?どんなプレゼンをするのだろう?と不思議だった。


今日は、私の話を一生懸命聞いてくださった。

私がもう話すことないっていうぐらい、聞いてくださった。


その後、先輩は静かに語り始めた。

「もっとプロらしくこうやってこうやって・・・。」と言われるのかと思った。


そうじゃなかった・・・。


「美香さん、まずは、素敵なお母さんでいてね!

遠くから、みんなの何倍もの時間と距離をかけて通っているんだから!

自分のペースをきちんと持たないとだめだよ。自分のペースでいいんだよ。

まずは自分をいたわって、家族をいたわって、素敵な素敵なお母さんであり、娘であってね。」


ただ、やさしい笑顔でそう語りかけた。


ほっとして、肩の力が抜けて、ポカーんとしてしまった。


ああ~、と思った。


そうなんだ、だからこの人に任せようと思うんだ。


思わず涙が溢れそうだった。

頑張って!と言わずに頑張ろうと思わせる天才だな~と思った。

北風と太陽の、彼女は太陽だったのだ。


たまたまテレビで、去年亡くなった作詞家の阿久 悠(あく ゆう)さんの番組が流れていたのを思い出した。


「作詞家は、何を”書くか”じゃないんだ。何を”見るか”なんだ。」



何を表現するかを追い求めていた、そればかり。

でも、そこに何があるのか。

その人をどうとらえるのか。

それが見えなくなってしまっていた。


人とのつながり、信頼、絆・・・

そこにあるものを、ただそのままを感じるという心の穏やかさと広さ。

お二人に、大切な大切なものを思い出させていただいた。


そして、バブルの絶頂期にあえて書いたと紹介された、その阿久 悠さんの「時代おくれ」の歌詞の一部が

なぜか心を打った。



不器用だけどしらけずに

純粋だけど野暮じゃなく

上手なお酒を飲みながら

一年一度 酔っぱらう

昔の友には優しくて

変わらぬ友と信じ込み

あれこれ仕事もあるくせに

自分のことは後にする


ねたまぬように あせらぬように

飾った世界に流されず

好きな誰かを思い続ける

時代おくれの男になりたい


目立たぬように はしゃがぬように

似合わぬことは無理をせず

人の心を見つめ続ける

時代おくれの男になりたい・・・