新聞を読んでたら、永遠の旅人と、介護に追い詰められて無理心中しそこなった人の話が。


 永遠の旅人、っていうのは、節税のために、世界中をうろうろする大金持ちのことです。


橘 玲
お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 ― 知的人生設計入門
橘 玲
永遠の旅行者 (上)
橘 玲, 海外投資を楽しむ会
「黄金の羽根」を手に入れる自由と奴隷の人生設計
橘 玲
マネーロンダリング

 まあ、あるいみ、産業革命以降の大金持ちって、コスモポリタンだから、自然といえば、自然なのかな、この考え方も。 地べたに愛着がある庶民としては、かなり、めんどうくさいな~って生き方なんですけど、そもそも、生きることに面倒くさいなんて、思うような、パワーでは、大金持ちになれないんでしょうね~。 


なんかの本に、「金持ちだから、優れているのではない、人より優れているから金持ちになるんだ。」って、書いてありましたわ。

 確かに、一生、財産を維持していく、っていうのは、大変なことでしょうね~。


 私、一時、金持ち本とか、読み漁っていたのですが、その時に、今の日本って、社会主義国家なんだなあ、と、思った。

 富の再配分って、思想が、税金にあるんだもん。

 日本には、財産税があるもんね~。


 なんで、こんな思想になったかといいますと、戦争に負けたせい、なんですって。 


今の、日本の法律の雛形は、アメリカの(当時の)理想に燃える若い人が作ったのね。


 本国アメリカでは、金持ちの抵抗にあって、実現しない、自分たちの理想の富の再配分というのを、敗戦国、日本で、実現しようとして、作った法律なんだそうです。

 それが、日本の農耕民族としての、みんな、一緒がいい、という、カラーにうまくはまったんでしょうね~。  


でも、どんな制度でも、長く続けていると、金属疲労が起きてきますね。  


現実と合わなくなってくる。  


戦争で焼けて、何もなかった日本には、確かに、箱も、道もたくさん作る必要が昔はあったでしょう。 

でも、今は、十分建ちましたよね。

 もう、いらない、けど、工事だけ、欲しいから、ってのも、最近は多いよね。

 そうすると、その関係者以外の納税者は、あれは、税金の無駄遣いだ、って思うよね。


 思うと、有効に使われない、税金なんて、払いたくない、って、思って、永遠の旅人のような人が増えてくる。   


結局、信頼の問題ですね。


 こないだ、わが滋賀県で、滋賀県知事選があったんですけど。


 相乗り候補の現職のお爺を、草の根の女性が破って、中央にも衝撃って、やつなんですけど。

 これの、争点は、新幹線の駅だったんです。  


この新幹線の駅は、滋賀県民なら、誰が考えても、そんな駅、県民、使わないだろう、という駅だった。  


駅の構想が決まるまでは、それほど、みんな、いらん、とは思っていなかったと思う。  

でも、実際に、駅が決まった場所がひどかったのね。  新幹線の駅のある、京都にすごく近い立地で、それも、在来線と接続していない場所で、おまけに、新幹線がほとんど、止まらない駅。


 誘致を決めた知事の地元なんですね。

 きっと、自分と取り巻きの利益だけを、優先してきめた、駅にちがいない。


 滋賀県は、赤字なんですよね

 そんな駅に、使う金が、あったら、無理心中するような人に生活保護を出してくれ。  と、私たち、県民は、思ったわけです。  


で、「選挙にいこうよ。」という話に井戸端会議で、なった。

 せっかく、男の人たちが、現職には、無理だって、誰もでないで、与野党あいのり、なんで馬鹿なことしてるのに、落選覚悟で、退職してまで、立候補してくれた女性がいるんだから、応援しようよ。


 馬鹿な爺たちが、自分らが死んだ後の日本なんてどうでもいいって、多額の借金を孫や子供に残すのを少しでも、女の力で阻止しようよ、駄目でもともと、お前のごり押しには反対だって、現職の知事たちに、批判票だけでも、いれようよ、って、話して、選挙に行きました。


 動き出した公共事業を止めるのは、大変です。


 でも、間違いは正さないと、日本がスラムになってしまいます。

 斜に構えてないで、ちょっとづつでも、変えていこうよ、と思う今日この頃でございます。


 私は、よく役場にいるときに、だめだめ上司にそんなに、不満なら、選挙に出ろ、といわれました。 


ということは、役場ってシステムは、上が変わったら変わるってことですよね~。  


それにしても、小泉さん卒業旅行で、税金ばらまくのは、止めて欲しいなあ。


 自分の任期中は、税率あげない、後の人にまかしますって、本当に無責任だなあ。


 まあ、そういう点で、非常に真面目だった橋本竜太郎は、死んじゃったからなあ。

 世渡りって難しいですね~。

 でも、こつこつ、明るい明日のために、がんばりましょう




近江の小さな石鹸やさん  わりと、真面目な石鹸や、でした。