滋賀県の湖南の草津の水の森に蓮と睡蓮を観にいってきました。
綺麗だけど、暑かったです。 私は、個人的には、睡蓮より蓮の方が、好きです。
泥の中から、猛暑の中、すくっと、姿勢正しく、天を突くように、勢い良く、出てる、あの憂き世に、染まらない感じの、りりしさと美しさが、好きだ。
私の、理想の姿です。
蓮は、実や、根が食べられるところも実用的で良いわ。
以下は、正食協会というところのサイトよりお借りしました。いろんな協会がありますね。
vol.4 生命力の王様レンコン 正食協会
レンコン(蓮根)は穴が開いているところから、"先が見通せる"という縁起ものとして、おせち料理やおめでたい席に欠かせない食べものです。
また蓮(ハス)そのものも、泥沼できれいな花を咲かせるところから、仏教徒の間では極楽の地に生えているものとしてもっとも清浄視されています。ほとけさまが蓮の台に座しているのも、瞑想のときに蓮華坐を組むのも、蓮の生命力を象徴したものと思われます。
実際、2000年前の化石化した蓮の種から蓮の花がみごとに咲き、話題となったことがありました。その蓮の生命力が凝縮した食物が蓮の地下茎であり、新しい命の芽をつくるレンコンなのです。
よいレンコンの見分け方 レンコンは秋から冬にかけてがいちばんおいしい時期で、ほどよく小太りしたものがよく、細くて小さく未熟なものは歯ざわりも悪く、味もよくありません。
切り口が薄茶色になり、よく糸を引くレンコンほど陽性で薬効が高まります。
一方、切り口が紫色になるものは化学肥料が含まれており、陰性と判断します。また、切り口の穴の形が丸でなく三角形や楕円形になっているものは、ほとんどが畑レンコンです。
本来のレンコンは沼レンコンで、沼の水圧に耐えながら太くなるため、穴の形も真ん丸で非常に強い生命力をもっています。 市販のレンコンのなかには漂白したものや、変色を防ぐため薬品につけたものがありますので、できるだけ泥つきのものを手に入れてください。
ぜんそく・咳止めの妙薬
レンコンは水気の多い陰性の環境を好み、渋みがあること、また酸素を吸って二酸化炭素を吐き出す呼吸をしている点からみて、根菜類のなかでもいちばん陽性が強いと思われます。
そのため、陰性病といわれるぜんそくや結核、咳止めの妙薬として昔から活用されてきました。
なかでも、とくにレンコンの節の両側3センチの部分が引き締まっていて陽性が強く、ミネラルやデンプン質を濃縮しています。 咳や痰が出るのは水分のとりすぎで体に水毒がたまっている状態です。
この場合はレンコンの節の部分を摺りおろし、盃に1杯分ほどを服用すると水毒が抜け、咳や痰が鎮まります。とくに咳が出て熱が高いとき(38度以上ある場合)は、このレンコンのおろし汁が効きます。
レンコン湯の薬効
ぜんそくは気管がゆるんで、空気の通りが悪い状態で発作が起こります。
レンコンは気管の形と類似しており、気管を押し広げながら締めていく独特の働きがあります。
レンコンの搾り汁30~40cc、吉野くず(筋肉の緊張をゆるめ、副交感神経を刺激して呼吸を楽にする)
小さじ1杯と、ジンゲロール(痛みや炎症、はれなどの症状を抑える)を含む生姜汁2~3滴、醤油(心臓を強化して血液循環をよくする)少々と熱湯150ccを加えた「レンコン湯」は、まさに咳止め・ぜんそく、風邪の妙薬となります。
陰陽五行説では肺・大腸系は呼吸や皮膚を支配しており、白い食物や辛みのある食物が食薬となります。
その点、レンコンも生姜も吉野くずも白い根の食物で、人間の根に相当する、栄養分や水分を吸収する大腸を強化してくれます。
辛みをもつ生姜の量を少し増やすと肺が活発に動き、発汗作用が高まって水毒が抜けていきます。花粉症や湿疹も水毒からくる病気ですから、肺・大腸系を強くするレンコン湯がおすすめです。
レンコンがない時期はレンコンの粉末が自然食品店で販売されていますので活用してください。
常備しておくと便利です。
タンニンの止血作用
レンコンが健胃剤といわれるのは、タンニンの強い止血作用や炎症を抑える働きのためです。
レンコンの搾り汁を飲むと、のどの痛みや鼻血を止め、胃潰瘍や痔、産後の不正出血などの内臓の傷を治してくれます。
また、タンニンには解毒作用があり、二日酔いの防止にも最適です。
ヒジキは血管の形と類似しており血管を強化しますので、ヒジキとレンコンの煮物は海と山のものが調和して、より出血性の病気への薬効が高まります。
ネバネバとビタミンCの薬効
レンコンには100グラム中に55ミリグラムものビタミンCが含まれています(レモン1個分に相当します)。
しかもデンプン質にガードされ、熱や酸素で壊れにくいのがレンコンのビタミンCの特徴です。
ストレスが多いと副腎皮質ホルモンが大量に分泌し、消耗してしまいますが、ホルモンを構成する材料となるビタミンCを豊富に含むレンコンを食べると、反対にストレスやイライラが治まり精神的に落ち着きます。
また、レンコンのネバネバはムチンといって、糖質と結合した複合タンパク質です。
このネバネバ物質には体内の有害な物質を吸着する働きがあります。
ネバネバをつくるムチンは粘膜と類似しており、ビタミンCも粘膜を強化することから、相乗効果でのどの粘膜や皮膚を保護するものと思われます。
生命力豊かな山の恵み・レンコンをぜひ活用してください。
。覘いていってね~。
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