カナダの小学校へ その1
怒涛のごとく過ぎ去った一週間。
やっと自宅の椅子に座っています・・・・。
お陰様で10日前に無事に娘たちの小学校への入学が決まり、学校へ通いだしました。
小学校は住まいの横4軒隣、徒歩1分という至近距離にあります。
娘たちが通う小学校は幼稚園も付属で『全校生徒225人という小さな学校です!』という校長先生の説明とは裏腹に、私からみたら何人の生徒が通っているのだろうと思うほど大きな校庭があります。
初登校日に校長室で校長先生とお話を終えて部屋を出ると女の子の人だかりが・・・。
何だろうこの子供達の群れは??と思った矢先に校長先生からでた言葉が、
『あやめ!ちねん! 貴女たちのクラスメイトが貴女たちが来るのをとても楽しみに待っていて、もう迎えに来ていますよ!』
「えーーーーーっ。Σ(・□・;)」
長女が新しく入るクラスの子達だったのですが、そのウエルカムぶりを見て、卒業式でもないのに思わず胸が詰まって声も出なくなりました。
想像も期待もしていなかった歓迎を受けて「みんな、よろしくね!」と伝えるのが精一杯の私でした。それ以上喋ったら涙が出てきそうで、平静を装うことで必死でした。
親として自分の子供達が新しい環境でも自から進んで友達をつくる積極性と順応能力はあると判断をしていましたが、ただ相手があることですから、相手が受け入れてくれるかどうかは全くの別問題。やはり子供を送り出すまでは内心ドキドキしていました。
私にとってカナダは全く未開の土地で知り合いもなく来てしまいましたので、子供達が現地校に入ることで何が起きるかは事前に想像のしようもありませんでした。
実は次女が日本の小学校に入学した時に、同じクラスにフィリピンから来たばかりのフィリピン人と日本人のハーフのお子さんがいました。
その子は英語は流暢なものの日本語が全く話すことができませんでした。毎日、その子のお母さんが娘のことを心配して学校へ送り迎えをしていたのですが、娘に友達ができないことを心配されていたので、英語がわからないことは承知の上で、次女には手振り身振りでも何でもいいからとにかく面倒を見てあげてちょうだいと、いい伝えておりました。
しかし残念ながらその子の存在自体を学校が無視していましたし、何の対策も講じなかったので通い続けることが難しかったのでしょう。1ヶ月後には日本で住むことを諦めてフィリピンに戻ってしまいました。
そんな日本での外国人の受け入れ事情を直に見ていましたので、英語がほとんど喋れない娘たち二人が移民国家とはいえこの国でどのように受け入れられていくのか、心配がないといえば無いことはありませんでした。
しかし、親の心配とは裏腹に、さすがに移民を受け入れ慣れている国だけ有って、先生方も「英語が喋れなくてもノープロブレムよ!あっという間にできるようになるから❤️」と以外とあっさり。
もちろん、学校側の対策も万全で、初日は次女には5年生で日本人とカナダ人のハーフの女の子を通訳につけてくださり、長女にはクラスメイトの日本人の子を通訳にして授業に滞りなく参加できるようにしてくださったのでした。そして、子供達同士もお互いに会話ができるようにクラス内でi padを貸し出して、Googleの翻訳機能を活用しながらコミュニケーションを図ったのだそうです。
その日は私の授業を終えて教室まで直接、娘達を迎えに行ったのですが、担任の先生からは教室で娘の取り合いが始まり、あまりにもクラスの子供達がしつこくするので、少しほっといてあげなさいと怒らなければならなかったほどだったとの報告を受けました。
「お友達が沢山出来たよ~!!!!!」と報告をしてくれた娘達の嬉しそうな姿を見て、ほっと一息胸をなでおろした私でした。
続く
やっと自宅の椅子に座っています・・・・。
お陰様で10日前に無事に娘たちの小学校への入学が決まり、学校へ通いだしました。
小学校は住まいの横4軒隣、徒歩1分という至近距離にあります。
娘たちが通う小学校は幼稚園も付属で『全校生徒225人という小さな学校です!』という校長先生の説明とは裏腹に、私からみたら何人の生徒が通っているのだろうと思うほど大きな校庭があります。
初登校日に校長室で校長先生とお話を終えて部屋を出ると女の子の人だかりが・・・。
何だろうこの子供達の群れは??と思った矢先に校長先生からでた言葉が、
『あやめ!ちねん! 貴女たちのクラスメイトが貴女たちが来るのをとても楽しみに待っていて、もう迎えに来ていますよ!』
「えーーーーーっ。Σ(・□・;)」
長女が新しく入るクラスの子達だったのですが、そのウエルカムぶりを見て、卒業式でもないのに思わず胸が詰まって声も出なくなりました。
想像も期待もしていなかった歓迎を受けて「みんな、よろしくね!」と伝えるのが精一杯の私でした。それ以上喋ったら涙が出てきそうで、平静を装うことで必死でした。
親として自分の子供達が新しい環境でも自から進んで友達をつくる積極性と順応能力はあると判断をしていましたが、ただ相手があることですから、相手が受け入れてくれるかどうかは全くの別問題。やはり子供を送り出すまでは内心ドキドキしていました。
私にとってカナダは全く未開の土地で知り合いもなく来てしまいましたので、子供達が現地校に入ることで何が起きるかは事前に想像のしようもありませんでした。
実は次女が日本の小学校に入学した時に、同じクラスにフィリピンから来たばかりのフィリピン人と日本人のハーフのお子さんがいました。
その子は英語は流暢なものの日本語が全く話すことができませんでした。毎日、その子のお母さんが娘のことを心配して学校へ送り迎えをしていたのですが、娘に友達ができないことを心配されていたので、英語がわからないことは承知の上で、次女には手振り身振りでも何でもいいからとにかく面倒を見てあげてちょうだいと、いい伝えておりました。
しかし残念ながらその子の存在自体を学校が無視していましたし、何の対策も講じなかったので通い続けることが難しかったのでしょう。1ヶ月後には日本で住むことを諦めてフィリピンに戻ってしまいました。
そんな日本での外国人の受け入れ事情を直に見ていましたので、英語がほとんど喋れない娘たち二人が移民国家とはいえこの国でどのように受け入れられていくのか、心配がないといえば無いことはありませんでした。
しかし、親の心配とは裏腹に、さすがに移民を受け入れ慣れている国だけ有って、先生方も「英語が喋れなくてもノープロブレムよ!あっという間にできるようになるから❤️」と以外とあっさり。
もちろん、学校側の対策も万全で、初日は次女には5年生で日本人とカナダ人のハーフの女の子を通訳につけてくださり、長女にはクラスメイトの日本人の子を通訳にして授業に滞りなく参加できるようにしてくださったのでした。そして、子供達同士もお互いに会話ができるようにクラス内でi padを貸し出して、Googleの翻訳機能を活用しながらコミュニケーションを図ったのだそうです。
その日は私の授業を終えて教室まで直接、娘達を迎えに行ったのですが、担任の先生からは教室で娘の取り合いが始まり、あまりにもクラスの子供達がしつこくするので、少しほっといてあげなさいと怒らなければならなかったほどだったとの報告を受けました。
「お友達が沢山出来たよ~!!!!!」と報告をしてくれた娘達の嬉しそうな姿を見て、ほっと一息胸をなでおろした私でした。
続く