階段には、走りの青い紫陽花がぎっしりと敷き詰められて
食事前の心をウキウキさせます。
サロン・ド・グーの前身は、著名な食通たちが足しげく通っていた
六本木のまっくろう。
食材の力強さを感じさせるフレンチと充実したワインリストは、
オープン3周年記念ということで出していただいたのが、
アンリ・ジローのコード・ノワール。
黒ブドウ主体なので、とろりと厚みがありますが
特にボリュームを感じるこのシャンパン。
「温度を上げると、今の時期には重くなりすぎるので
敢えて冷やしめにしているんです」
ソムリエさんの気遣いで、美味しさが大きく変わるのを
再認識させていただきました。
オードブルはメニューのほかに、ワゴンに載った食材から選んで
好きな調理法でいただくこともできます。
生牡蠣
浅蜊のチャウダー
蟹のクリームコロッケ
いろいろ野菜のニース風サラダ
アーティチョークのフリット
甲イカ 香味バターソース
おそらく、今年のベストの1本に入るであろう
ルロワのニュイ・サン・ジョルジュ・ヴィニュロンド1991。
最高の「色気」に満ち溢れています。
ニュイ・サン・ジョルジュは土っぽいテロワールで知られていますが、
このワインは艶やかでベルベットのような質感。
マダム・ルロワそのものなのかも・・・ブルゴーニュの畑の中に立つ
凛としたマダムの姿が浮かんできました。
ここでは〆のご飯ものがあります。
ハヤシライスなどありますが、今日はさっぱり白いご飯。
サロンドグーは、正統派フランス料理というのではありませんが、
心底美味しい食材とワインを堪能したいという方に、
お勧めのレストランです。
Salon du Goût
(フレンチ
/ 六本木駅
、乃木坂駅
、麻布十番駅
)
夜総合点★★★★☆ 4.0