ロオジェに行く日が決まると、
1週間前から心がウキウキして指折りその日を数えます。
なぜってお料理だけでなく、インテリアも
食器もお花もサービスも素晴らしいから。
1番驚くのは、レストランの要であるサービスの質の高さ。
ここではスタッフ同士の余計な会話は聞こえてきません。
「スプーンとって」「お皿下げて」などどといわなくても、
次に取るべき行動を皆が心得ているからです。
サービスの方は、むやみやたらに話かけることはしませんが、
必要な時には適切にヘルプしてくださいます。
私が、ここで使われているロブマイヤーの
シャンパングラスについてお話していると、
さりげなくパンフレットをl配って下さったり
という具合です。
(このとき個室にはどなたもいらっしゃらなかったので、
陰でよく見ていてくださるのでしょう)
アミューズのウニのフラン
ロブマイヤーのバレリーナシリーズのシャンパングラス
注がれているのは、クリスチャン・ブザンのキュヴェ・トリニテ
ソムリエの中本さんが、ランスのルクレイエールのシェフ、
馬田さんにお土産で頂いてから気に入り、
特別にオーダーしたそうです。
シャンパンの濃いめの黄色と、同じ色のブーケが素敵ですね。
にじますのポッシェ 海草の香り きゅうりとつぶ貝そえ 生海苔入りのコンディマン
鳥もも肉のファルシ 青梗菜で包んだ椎茸のデュクセル ジャガイモのガレット添え
ここで第1楽章終了。
ロオジェは、第2楽章・デザートのボリュームが凄いのです。
これを食べてしまう方もいらっしゃるようで、「黄色の台座は召しあがれません」
というフレーズは定番で、笑いを誘うところです
ここで、デザートワゴンの登場。
こデザートを作るために、パティシエが6名専属だそうです。
このワゴン、いつもフルに補充されてお客さまに提供されます。
「大変ですね」と私が言うと、
「サービスさせていただくお客さまは、常に最初のお客様ですから」
とニッコリ答えたスタッフの方。
三つ星レストランである誇りと、お客様に対する思いが詰まった、
感動の一言でした