私は基本的にゲームはしないし、ゲーム機もうちにはいろいろあるけど(夫や娘はするので)触ったこともない。
昔々、スーパーファミコンとかゲームボーイとかはけっこうやったし、PCに入ってるマインスイーパなんかにハマって夜更かししたこともあったけど、まあ、そんな程度。

でも、今、わざわざ自分専用のPSP本体を買う決意までして、欲しい、と思ってるゲームソフトがある。
8月30日に発売になる「源狼」というゲームソフトがそれだ。
いわゆる乙女ゲーと言われる範疇にあるもので、源平の合戦から鎌倉時代へと移り行く時代の奥州平泉を舞台に、源義経をとりまく人々が描かれている。

最初は、友人の弟さんがキャラデザを担当している、ということで、へぇ・・・という程度の興味で公式サイトを見た。
すっかり声優ヲタ気質が復活してしまったので、キャストはどんな顔ぶれなのかな、とそれを確かめるためだけに。

「へぇ、津田健次郎さんが弁慶かぁ。ちょっといいかも」

その時は、それくらいで終わった。

だが。
ゲーム雑誌に載っていたという追加情報をTwitterで見つけた時、一気に気持ちが「買う!」に傾いた。

源 頼朝 (CV : 楠田敏之)

きゃああああ~~!と叫んでた。
ゲーム雑誌の情報が先行していて、公式サイトにはまだ掲載がない状態だったから、わざわざ本屋さんに出向いて、十字にヒモの架けられた雑誌をそっとめくって掲載ページを探し、頼朝のご尊顔を拝してきたほど。
その後、公式サイトも更新され、PVに一瞬映るあの髭の渋キャラが頼朝なのだ、と気付いた次第。

冷静に考えれば、頼朝は攻略キャラではないというし、ゲームの登場人物としての比重はどうなんだ?とは思うけれど、でも、ある意味、楠田さんには新境地のようなキャラクターではないのかな、と期待が膨らんでたまらない。

「テニスの王子様」で宍戸亮を演じる彼は、中学生らしからぬ大人びたキャラクターが大勢出てくる中にあって「とても中学生らしい」とも言われる宍戸先輩のCVにふさわしい新鮮さを今なお保っている、と今年オンエアされた「新テニスの王子様」を見て感じた。
だが、彼ももうすぐ43歳になる。
見た目も気持ちも声も実年齢よりずっとずっと若い彼だけれど、声優として年齢相応の役を演じるのを見てみたい、と私は思っていた。
それが、今回、実現したのではないだろうか。

公式サイトによると、このゲームにおける源頼朝は「感情の表現が希薄で、本心を見せることがない」という人物だそうだ。
敗北から這い上がってきて頂点を極める男の凄味とか、実際は心のうちではいろいろな思いが渦巻いているだろうに、それを言動にも表情にもあらわさない豪胆さとか、まさに「大人の男」の魅力にあふれた存在ではないだろうか。

「これぞ天意……か。天の意とは……実に、不可思議なもの」

こんなセリフを言ってるらしいし。

秘めた情熱を腹に抱えながらクールに呟く、みたいな芝居をされてるのかなあ、とか、声も少し低いトーンなのかな、とか、今から想像は膨らむばかり。
義経の兄にして、彼に立ちはだかる強大な敵。
どんなふうに描かれ、どんなふうに演じられているのか。
アニメではなくゲームなのだから、どうすれば頼朝に出会えるのか、を研究しないといけないのかな。

というわけで、期待MAXの私に素晴らしい贈り物が公式から届きました。
頼朝のバナーとアイコンです。
早速ダウンロードしてきました。

        
 
公式サイトには、サイドバーに貼ったアイコンから飛べます。
ご興味ございましたらぜひチェックしてみてください。(公式サイトは開くと同時に音楽が流れますのでご注意!)
このバナーなどは、公式スタッフブログで配布されています。

ゲームからのアニメ化はよくある話なので、アニメ化、実現しないかなあ。
限定生産OVAとかで出してくれてもいいんだけど。
それが無理なら、頼朝も出るドラマCD作ってほしい!

というわけで、8月30日発売の「源狼」について熱く期待を語ってみました。
31日から香港なので、飛行機の中でやろうかな。