さて、私自身の記録の意味も込め、クリニックの検討遍歴について振り返ります
前回のブログにも書いたように、
最初に訪れたクリニックが期待外の印象に終わったことから、
知人のクチコミなどに頼るのではなく、やはりこの目で見て、話をしてみて、
「現時点の」クリニックや医師の姿勢を、肌で感じる必要があると感じたのでした。
そこで、以下、私の訪問したクリニックとその印象を順に辿ります。
訪問したクリニックは、品川近視クリニック、ナチュラルビジョン高輪、神戸クリニック、銀座近視
クリニック、東京近視クリニック。
その他、問い合わせただけのクリニックとしては、神奈川アイクリニック、南青山アイクリニック、
錦糸眼科、吉野眼科、SBC新宿近視クリニックでした。
もちろん、超・個人的感覚で評価しています。
もしかしたら間違った情報もあるかもしれないので、参考にされる場合はご自分でも確認される
ようお願いします。
ちなみに私は23区在住ですので、23区外は検討外としました。
まず先に書いておきますが、どのクリニックでも甲乙つけがたいくらい共通していたことは、
「とっても感じが良い!!親切!!」ということでした。
よく、「スタッフのみなさんが感じが良くて」感激してしまったというような体験談を見ますが、
現在のようにレーシック市場が右肩上がりに盛り上がっていて、
患者の取り合いになっている状況下では、
ホスピタリティは「あたりまえに、最低限必要なこと」として、どのクリニックでも物凄く力を入れて
いるようです。
「第一印象の良さ」は大変良いことですが、それに惑わされて(?)はいけないと思ったのでした。
1.品川近視クリニック
前回のブログにも少し書きましたが、それ以外の点としては、下記の印象でした。
・適応検査が流れ作業なのは普通だとしても、手術が流れ作業(量産的)というのは・・。
→10人近くでグループになってゾロゾロと連れて行かれ、一気に「処理」されるのを想像したら、私は生理的に受け付けず・・。
・診察、手術、術後検診、翌日検診、1週間検診・・・と、すべて違う医師(下手したら、フラップ作成とエキシマが別々の医師の場合もあるとの噂も)。
→患者としては責任の所在がわかりづらい。
術後に不具合があっても、会うたびに違う医師に違うことを言われるようでは埒が明かない。
術前にリクエストしたことも、実際執刀する医師に伝わっているのか不安になる。
→医師自身としても、目の前の患者に対して自分が責任を持って治療に当たろうという気持ちになりづらいのでは??
・一番高い最高級アマリスZと、二番目のアマリスZのどちらにしますか?的な雰囲気が満々だと私は感じました。
→アマリス(エキシマレーザー)とフェムトLDV(フラップ作成器)の組み合わせが「最高級」って言える理由が私には理解できませんでした。FDA認可もおりてないし。
Zレーシックやアマリスでは症例数世界一!とのことです。そりゃそうでしょう。
→最高級アマリスなどの高価な術式は「役職ドクター(症例数の多い医師)」が執刀するとのこと。
「え、じゃあ逆に、その他の術式は「未熟な医師」なの?」って怖くなりますよねぇ・・。
→原価の安い術式を高い価格設定にして、利幅を取っている・・・それをスタッフ総出で「最高級」として売り込んでいるという話もあり、それが本当なら「やっぱり・・」って感じです。
・適応検査後の診察では、目標視力や、ハログレといった合併症のリスクが私の場合どの程度あるのか、その対策は?、といった「私個人」に対する詳細な見解もなく、「ハイ、問題なくレーシックできます。手術日と術式はどうしますか?」って、せわしなく言われ・・。「え、それだけ?」って思いました。
→たまたま当たった医師がそういう医師だったのかもしれませんが、質問してもめん どくさそうに答えるだけでしたので、聞きたいことの半分も聞けず・・
「ちゃんと私のデータを精査して考えてくれてるのかしら」と、漠然と不安に。
・上記のことがあったため、私は、カルテの写しをもらって他院のセカンドオピニオンを受けようと思いました。
品川に電話して「カルテコピーを欲しいのですが」というと、オペレータが一瞬ひるんで、「少々お待ちください」と。
→カルテコピーくらいで、電話保留して何を相談していたのでしょうか(新人オペレータだったのかもしれませんが)?
しかし挙句、来院時間を指定され、「まず診察を受けて頂くことになります。これ以外の時間ではお受けできません」と。
結局、都合も合わずやめました。
→銀座近視クリニックではとても気持ちよく、アポなしで行っても受付の女性が数分でコピーしてくれました(1ページ100円、もちろんカラー)。
2.ナチュラルビジョン高輪
・クチコミ通りの、高級感のあるクリニックでした。
・私は無料説明会(&簡易検査)でお邪魔したのですが、院長(医師は院長しか居ないようですが)が自ら説明し、質疑回答下さるという姿勢はとても好感が持てました。
簡易検査後にも、個々の患者に対して結果を説明して下さいました。
・高級感といっても、ちょっと高級なソファであったり、クリニック内にベタベタと張り紙がないということによる、「センスの良い雰囲気」という程度ではありました。
・患者を「お客様」と呼ぶところにこだわっておられるようですが、私はレーシックは医療であり、自分は患者であると思っていますので、「お客様」と言われると、大事な目の治療に対して、ちゃんと「医療」を行って頂けるのだろうか・・と、最初不安に思いました。
・イントラですとアイレーシックが36万円、コンベンショナルイントラが28万円と、他院に比べてかなりお高いです。
理由を尋ねると、「診察、手術、術後の診察まで一貫して院長が担当しており、一人ひとりにかける時間やコスト(つまり人件費?)などを考慮して設定している」とのことでした。
→一貫して同じ医師が診てくれて、もっとリーズナブル価格なクリニックは他にもありますので、この説明だと私はちょっと・・・でした。
・お高いアイレーシックのほうを、(見え方の質が良いということで)すごく勧められました。
→あとから分かったのですが、アイレーシックはその必要性の無い(眼全体の収差が少ない)人も多いようですね・・。
・適応検査でアイレーシックが不要となればコンベンショナルモードを勧めてくださるのかもしれません・・・・が、少なくとも私の仕入れた情報では、コンベンショナルモードは「イマイチ」。
→アイレーシックとコンベンショナル以外の選択肢もあれば良いのにと思いました(この点は神戸クリニックでも同じ感想を持ちました)。
つづく。