さて、いよいよ終盤に近付いてまいりました、

「IHクッキングヒーター VS ガスコンロ」


今日はチャーハンとグリルチキンの試食編です。


さっそく食べてみましょう。


ナイフとフォーク 試食 チャーハン ナイフとフォーク


メラメラIHクッキングヒーター


まずは出来上がりをご覧ください。


チャーハン IH4


卵の黄色・ハムのピンクがきれいなチャーハンです。

おこげの部分はほとんどありません。

そういった意味からはむしろピラフに近い見栄えでしょうか?

なかなか美味しそうです。


では、いただきま~~すナイフとフォーク


ふむ。。。。
まぁ、こんなもの?特に可も不可もない感じです。

ただ、どうも「炒めた」という実感は少なく感じられます。

食感も、チャーハンと言うよりピラフに近い感じかなぁ。

焦げの臭いとか味とかが嫌いな方には全然問題ないと

思います。


メラメラガスコンロ

こちらもまずは出来上がりから。


チャーハン ガス4


全体的に焦げ目が入っています。

見た感じはIHのほうが色彩がきれいかなぁ。


ともかくお味を・・・。


あ、パラッとしてる。

ちょっと焦げた感じもチャーハンらしいかな。

炒め物につきものの、焦げの味と香りも食欲をそそるような。


何度も交互に食べてみました。

すると、パラッと感以外にも違いが・・・。


IHの方はなんとなく味にばらつきがあるのです。

そして、ご飯自体も水っぽい感じ?


ガスは鍋を振りながら炒めたけれど、IHはまぜ炒め。

この炒め方だけが原因でこうなっちゃうのかしら?


思うに、


加熱のばらつき=ヒーターに接している鍋底以外は加熱できない。

上昇気流=鍋全体を温めることができない。


こんなことも関係していると思うんだけどなぁ。



ナイフとフォーク 試食 グリルチキン ナイフとフォーク


チキンは最初、どちらがIHでどちらがガスか

教えてもらえませんでした。


「まずは食べてみてください」


その言葉に従って、自分のお皿にとりました。

どちらどちらなのか分からないまま食べます。


一口目・・・。


片方は皮がパリッとしていて、片方はパリッと感が少ない感じ。


もう一口・・・。


皮がパリッとしている方は、お肉もジューシーな感じ。

パリッと感が少ない方はなんとなく水っぽいのに、

お肉自体はぱさついている感じ??


正解は・・・皮がしっかりパリッとがガスコンロでした。

中のお肉もジューシーな方です。


チキン1


見た目はIHの方がこんがりしていて、

最初はこちらがガスかな?と思いました。


IHの方も焦げのある部分はもちろんパリッとしていましたが

手前側の部分はなんとなく水っぽいのです。


このお肉をちょっとずらして紙皿の様子も見てみました。


チキン2

IHの方が紙皿にしみこんだ油が多く見えます。


ガスのグリルは、「水なし両面焼きで調理するとそれだけで、

2~3割の脂肪分がカットできる」んですって。

ふ~~ん。だからガスのほうは油が少ないんだぁ。


それから調べてみると、ガスのグリルは両面焼きの場合

火力が2,200kcal~2,850kcalですが、

IHの場合は1,200kcalと火力の違いも大きいし、

上ヒーターと下ヒーターは同時に加熱するわけではなく

交互に加熱するのだそう。

このことはIHのカタログには書いてありません


ステーキなんかもそうだけど、まずは外側を強火で焼いて

うまみを逃がさないようにしてから中に火を通すと

美味しいって言いますよね。

それがIHの場合にはできないのかもしれません。


今回の実習に私の会社から参加したメンバーは4名。

チャーハンについては1名が「IHに軍配」を上げましたが、

残り3名は「ガスに軍配」。

グリルチキンは4名ともに「ガスに軍配」


好みの違いもあるけれど、ガスのほうが味については

圧倒的に勝利でした。

もちろん・・・IHの料理だけが並んでいたらそれはそれで

美味しく食べられたと思いますが。