歩くパワースポット上西麻世です
前回の記事はこちら
「俳優の緒形拳さんと会わせてあげる」
知人からの電話でした。
緒形拳さん!?
先日観た映画【楢山節考】の主演俳優さん
その時緒形さんは新国劇の師匠 辰巳柳太郎先生の舞台で
中座に出演されていました。
なんか、夢を見ているようなお話…
テレビや映画でしか見たことない有名人に会える
夢なら覚めないで
そんな気持ちでした
ある日知人と待ち合わせ場所のスナックのようなところで
緒形さんを待っていました。
何故私が緒形さんとお会いできることになったのか?
スナックのママが昔おでん屋さんをやっていてそのころ
緒形さんがまだ新国劇で書生でそのママにお世話になったとかで
私の知人がそのスナックのママを知っていて
「有名人に会わせてあげる」
ということになったそうです。
ところが待てど暮らせど緒形さんは現れません
ママも
「どうしたのかしら?約束破るような人ではないんだけど~」
その日は結局緒形さんはいらっしゃいませんでした
次の日、知人から連絡が来ました。
なんと緒形さんは日にちを間違えてたそうなのです
「大変申し訳ないことをした。良かったら楽屋に来てください」
とのこと。
あ~!約束破る破るような人ではなかった
早速緒形さんのお芝居を観劇した翌日、一人で初めて楽屋というところ
に伺いました。
お芝居を終えて階段を上がってくる緒形さんを
私は上の廊下でお待ちしていました。
心臓の鼓動が高鳴り私の緊張はマックス
私は声も出せずただ頭を下げることしかできませんでした。
緒形さんは何も言わずいや何か言ってくれたのかも
しれませんが、私には聞こえませんでした
緒形さんの後について楽屋に入り部屋の隅で、座っているのが精いっぱい。
たぶん「隅に座ってな」と言われたような…
次から次へとお客様や共演者が挨拶に見えます。
私はただただ座っているだけ、まるで座敷童のようです
このまま座っていて良いのかな~?
お邪魔じゃないかな~?
その時間はたぶん30~40分くらいだったと思うのですが、
私にはとても長~く感じました。
来客もなくなり、緒形さんも帰り支度をし楽屋を出ることに
なりました。
話できなったけど…貴重な経験させてもらっからいいっか
と思いつつ、帰ろうとしたところ
「じゃ行こうか」
と緒形さんが声をかけてくださったのです。
その時東京から楽屋に来ていた緒形さんの運転手さん
と3人で緒形さんが泊まっていたホテルのロビーで
お話する機会を得たのです
「お芝居をやりたいの?」
「はい!~」
私はそれからいかにお芝居をやりたいか思いのたけを
お話したのです。
その時はまさか1か月後に上京しているとは夢にも
思いませんでした…
つづく
ハワイの伝統的マッサージを学びませんか?
無料体験はこちらから!