精気が漲るらしいですよ。精気が
「キャベツって知ってます?お兄さん」
「なんか、お兄さんまぬけ面ですね」
「なんか、アブラナ科アブラナ属の多年草の野菜だそうですよ、キャベツって」
「なんか、ガスがお腹に溜まるからとかなんとか、うさぎにはあまり多く与えないほうがいいという噂の代物」
「なんか、そんなこと聞いたら怖くって今までお兄さんにはお召し上がり頂かずにここまで来たんですが」
「なにやらどうも、うまいらしいんですよ、そのキャベツってのが」
「なんか、一口食べると、旨さで精気が漲って若返るやらなんやら」
「ほおほお そんなたべものが まだボクのしらないところにあるとは」
「とりあえず、固い葉脈の部分はお兄さんの体にはあまり良くないらしいので」
「とりあえず、除ける範囲で除いてみましたので、お一つどうぞ」
「ていうか本当は、千切りにしたキャベツの端が余っただけなんすけどね」
「おでこの上に葉を乗せてると、なんだか体の色合いも相まって狐に見えなくもないですね、お兄さん」
「うぉおおおおおおおおおおおお きゃっ きゃっ きゃべつぅううううううう」
「∑(゚Д゚)!?」
「ぉおおおお ちから みなぎってきたぞおおおおおおお」
「∑(゚Д゚)!!??」
「∑(゚Д゚)!!!!!?????」
「いえいえ。そんなに力漲るからって、もう当分あげませんけどね」
おいしいものは、小出しで与えます
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