海況
波高1m 気温29℃ 中潮 風速4m 水深4~18m
釣り座 右舷ミヨシ(総勢5名)
釣果20枚 (頭20枚)
ロッド 極鋭カワハギ・レッドチューン (初代)
リール エアド・レッドチューン100R
ライン DONPEPE8 0.8号
リーダー シーガー・FXR船4号
仕掛け 幹糸3号・捨て糸2.5号 ウエイトフックビーズ×3 フックビーズ×3
フック がまかつ 速攻 4.5号(ハリス3号・6cm)
ダイワ パワースピード7.5&7号(ハリス7&6cm)
パワーワイドフック4.5号&2.5号(ハリス6&7cm)
オモリ 25号 エサ 冷凍アサリ
考察
台風だの温帯低気圧だのが複雑に発生していて、とても良い状況とは言えないが、
そんな事でキチ○イは止められない、苦戦、苦闘は覚悟の上でいつも通りに長井へ。
なんと珍しく平日の昨日「神」の降臨があって、当然の事ながらトップ釣果を出して行かれた。
チームステファーノのIプロさん達もおられた様だが、やはりこのフィールドを知り尽くしたKZさんの敵では無かったようだ。
もしこの人がDKOに参戦したら・・間違いなくセンセーショナルな事になると思うが、
なにせ釣った数も自分では数えようともしないほどに無欲な御方ゆえに、殆どその可能性は無い。
それではHP記載の数は?というと、そこは自分の様な「小市民」や船長がしっかりと数えているのであります。
【泰然自若としている「神」の代わりに釣果をせっせと数える凡人の図 7/23 スルメ釣り】
本日は御一緒出来なくて残念だが、KZさんがやっても25枚とは、状況はかなり悪い。
カワハギ船を開始してから2シーズンほど続いた束超え連発の爆発を体験している人々は、
最近の釣果を見て長井へ行く気にならなくなってしまった様だ。
確かに他と変わらないのであれば、こんなガリガリの荒根に好き好んで来る事もないだろう。
船長が少しでも平場を流そうものなら、「こんなの長井の釣りじゃない!」等と
悪態を付いてしまうイカれたマニアはKZさんと自分ぐらいであろうからな。
予報通り雨が降って来る中で準備を整える。
先週に引き続き常連のMYさんがいるので楽しくなりそうだ。
無論前回頂いたタコのお礼を申し上げたのは言うまでもない。
定刻前に出港、現在は雨は止んでいる。
いつも通り航程3分、長井真沖でスタート。
これもいつも通り、朝一は活性低く音沙汰無し。
次の流しで初物ゲット、20cmオーバーの長井サイズに一安心。
そこから良いペースで4連荘、スタートダッシュ成功。
だが相変わらずアタリは極小で難易度は高い。
ベラやキタマクラにエソも多く、これらを上手くかわさないと本命には辿り付けない。
先シーズン鍛え抜いた「アタリの見極め」が威力を発揮、序盤戦でツ抜け成功。
これはいい感じだと期待は高まったが、そうは上手くいかない。
濁った潮が押し出して来てしまい、一気にペースダウン。
潮の流れも激流になってしまい、空振りの流しも増えてくる。
自分の釣り座は完全に潮下になり、フレッシュなカワハギにコンタクトできない。
ただでさえ小さいアタリがさらに小さくなり、難易度はMAXに。
ゲストのアタリさえも遠のき、移動に次ぐ移動の最中、アクシデント発生。
自分の右舷トモ2番の人がロッドを海に落としてしまう。
自分は瞬時に仕掛けを回収し、トモ側に移動して落とした付近に投入、回収を試みるも不発。
船長も引っ掛けようと操舵室から投入したが、これも不発。
なにせ潮が速く、あっと言う間に船が流されてしまいどうにもならない。
それでも船長は二度三度と回り直してトライしてくれるも、やはりダメだった。
しばらくして操舵室から出て自分の所にやって来た船長、言わなくても解ってるって。
「Yさん、悪いけど・・」「はいよ、今リール付けるね」と、レンジにリールをセット。
ロッドロストの人へ使ってくださいと差し出す。
左巻きのアングラーだったので、右巻きですがOK?と尋ねると大丈夫との事。
無事に釣り再開、シブい状況は相変わらず。
しばらくやってまた先ほどのポイントへ舞い戻った船長は投入合図を出さず、
操舵室から再度竿を出し回収を試みる。
意地になっているのかなんなのか、実に10分以上やっている。
その間自分達は何もできず、待ちぼうけ・・ 2、3枚損したかも?
ようやく諦めた船長、やっと釣り再開。
我慢の時間帯が続いたが、終盤に差し掛かった頃にようやく良い感じの流しが。
何枚か追加した後で、ひと際小さいアタリを逃さずアワセると、ガガガガガガ!と強烈なヒキ。
あまりの激しさに巻き上げをストップしてロッドワークでヒキをいなす。
気持ち良すぎるデカハギのヒキを堪能しまくりつつゲットしたのは自己記録更新の29cm。
これですよこれ、水深8mでこのサイズ、これが長井沖の最大の魅力なんです!
ワッペンの殆どいない今は、太軸のフックをお勧めします。
その後は盛り上がる事はなくポツポツ、終了間際になんとか20枚到達。
先週と全く同じ数でフィニッシュ、上出来上出来、満足です。
持ち帰ったカワハギをさばいてみると、まだ抱卵しているメスがいた。
産卵が完全に終わった後に、状況が上向いてくれたら良いのだが。
まぁ良かろうが悪かろうが自分のようなキチ○イは毎週行く事に変わりはないけど。
船宿 長井 MZ丸 YS船長