海況 波高1m  気温25℃  大潮  風速4m  水深17m~25m


釣り座 右舷ミヨシ (総勢10名)


釣果6本 (頭9本)


ロッド ダイワ早船V120アナゴ×2

リール ダイワ TATURA HD CUSTOM 150SH-TW  エアドレッドチューン150R

ライン (TATURA) ダイワ ハイパーメガセンサー 2号  (エアドRT) 1号

リーダー (TATURA) シーガー・グランドマックスFX 7号  (エアドRT) 5号

仕掛け 釣鐘オモリ25号 グリーン&レッド  ケミホタル37mm グリーン 

ウナギ針11号 夜光パイプハリス4cm 1本針

エサ 青イソメ


考察

貧課に終わったLTアジ釣りを終えて帰港し、待つ事約2時間、

燃料を入れに行った6号船も戻ってきて桟橋に付いていたので道具を準備。

アジ釣りに引き続き右舷ミヨシでやろうと思っていたのだが、

「Yさん、左前の方が良いかもよ」と、Kっちゃんが言うので素直に従い左舷ミヨシに移動。


準備をしているとマゴチ船のお帰り、一目見て釣果を聞いてはならぬと悟る。

2人しかいなかった客が下船後、KZ君に「どうだった?」と、こっそり尋ねると、

無言で頭をスリスリとさすり、ガックリとうな垂れる。


「え?船中ゼロ?」と、血の気が引いたが、客は1本と3本で顔は見られたそうで、

完全ボウズを食らったのは他ならぬKZ君だけだと聞いて大爆笑!

ツ抜けしたら俺に1本恵んでくれるんじゃなかったのか?(笑)

「アタリは3回あったんだけど、3回ともスッポ抜けやがって・・」と、言い訳するので、

「3打数ノーヒットじゃ明日から2軍行きだ!」と、ツッコませて頂いた。


そうこうしているうちにNKさんも登場、昨日に引き続きアナゴやっていくそうだ。

昨日はアンカー係を務めながら突き出しで竿を出し16本釣ったそうだが、

0の客がいたので全釣果強制徴収され、自分は1本も胃袋に入れられなかったそうだ。

人数も少ないし今日こそはと意気込んでいたのだが、後に悪夢を見る事に。


ここでKっちゃんが「Yさん、やっぱり右前の方が良いかも」と、意外なお言葉。

「こればかりは絶対というのは無いけど、下げ潮で南西風だから・・」との事。

プロの言う事は聞いておくべきだとは思っているが、最終的には自分で決める。

NKさんも加わりあーだこーだとやった挙句、結局右舷ミヨシに戻る決断を下す。


沖でキス・アナゴ船に乗り移るKZ君も乗り込み定刻の5時30分に出港。

30分で木更津沖へ到着、先着の船が既に錨を入れてやっているのが見える。

その中の第5NY丸にKZ君を降ろし、すぐ傍で停止、アンカーを入れて開始の合図。


太陽は水平線のすぐ上まで落ちており、まさに夕マヅメのゴールデンタイム。

ここから日没までが1番食うとの事で、気合を入れて投入。

1本目の仕掛けを入れ、2本目も投入、いざ2本竿での小突きを開始、

と、思ったら予想通り大潮の今日は凄まじく速い潮で非常に釣りづらい。


斜めにブッ飛ぶラインを制御するのに四苦八苦しながらなんとか小突いていると、

早くも左舷で1本出たとアナウンスがあり、ボルテージが上がる。

次は誰だと思っていたら、なんと自分の左手に持つロッドにアタリが到来。


少し強めにアワセ、同時に右手のロッドを置き、リーリング開始。

しかし手応えが無いのでバレたかと思ったが、以前メソっ子を釣った時も、

こんな感じだったなと一応リーリングを続行してみると、微かに重みが加わり、

魚が付いている事を確信、1投目から本当かよとワクワクしながら巻き続け、

上がってきたのは紛れも無くアナゴさんで、してやったり。


サイズは人差し指位で、かなり可愛いが今時期はレギュラーらしい。

さぁもう1本と、すぐさま投入するもこの状況で2本竿を操るのはリスクの方が高いと判断し、

TATURAをセットしたロッドをたたみ、エアドRT搭載機1本竿でやることにした。


大体にして左右のロッドでラインの号数が違うなんていうのはありえないのだが、

連休前に戻ってきた修理に出していたエアドRT2機のうちのメイン機の方が、

念のため店頭でハンドルを回して確認してみると、ゴリゴリって・・

おいおい、全然治ってねーじゃねーか!ってな具合であるにも関わらず戻ってきてしまい、

激怒したITちゃんがすぐに修理者のところに電話を掛け「優しく」話をして、

再修理をさせるというアクシデントがあったりで、ラインの事を完全に忘れていた。


1本竿で集中して釣るのは、下手に2本出すより釣果が上がるなんてのは良くある事で、

さほど2本竿に固執してはいない自分なので、快適さを優先させる。


オモリが底から離れ過ぎないように丁寧に小突いていると、なんとまたしてもアタリ到来。

先程と同サイズゲット、アナゴでこんなにロケットスタートを切ったのは初めてだ。

難しいもの、釣れないものだと苦手意識のあるアナゴだったが、

「Yさんはまだ当たり年にも良い日にも当たってないだけだよ、

アナゴなんて活性高い日ならエサさえ付いてりゃ何も難しい事しなくたって釣れるよ」と、

ある船長に言われた事を思い出し、その意味が少し分かった気がした。


ほぼ全員が型を見たと思うが、不思議な事に昨日作業の合間に竿を出し、

軽~く16本とトップ釣果を出したNKさんだけがまだ型を見られていない。

Kっちゃんの予想通り自分の席は潮先になり、1番有利な席となったが、

その前のミヨシ突き出しで竿を出しているにも関わらず、全くアタリが無いそうだ。


自分はその後も2連チャンで開始から30分も経たないうちに4本目をゲットと絶好調。

今日こそ間違いなくツ抜けられるかと思ったが、日没と共にパッタリと食わなくなると、

出船前にKっちゃんが言っていたので油断はしなかった。

それにしても小さい、これでは釣り応えも食べ応えも無く、正直言って興醒めだ。


太陽が完全に姿を消すと共に、聞いていた通りにピタリとアタリが止まる。

アンカーのロープを伸ばし位置を変えるがアタリは遠く、初めての移動。


ここからは本当にポツリとしか出なくなり、夜の闇以上に船上のムードが暗くなる。

そんな中自分の隣が連続ヒットさせて一気に自分を抜き去る。

潮先であるはずのNKさんにも自分にもアタらないのだから、

必ずしも潮先でなければ釣れないなんて事はなく、さほど拘る必要はないかも。


ロープを伸ばし、場所を変えても全くダメで、自分は辛うじて1本追加で5本目。

痺れを切らしたKっちゃんは大移動を決断、「中ノ瀬まで走ります」との事。


15分ほどで到着、再開早々トモで1本出て期待が高まる。

しかしやはり劇的に変わる事はなく、一向にアタらない。

いよいよKっちゃんがまな板をセットし、裁きの準備に入る。


貧果ゆえにあっと言う間に裁き終え、アンカーを上げ最後の移動。

ここでようやく久々のアタリ、ゲットしたのは小指サイズの極小。


その後アタリなく終了、6本と今回もツ抜けは叶わずに終わった。

しかも6本で大型1本分ぐらいのボリュームでしかなく、満足度は低い。

もう少し育つまでアナゴ釣りは一旦休止しようかなと考えてしまった。


波がさほど高くなく、理想的な小突きが出来ていたと思うし、

実際に日没前はいいペースで釣れていた事からも間違いないと思う。

そこで他に何か打つ手といえば、キャストして広範囲を探る事と、ギアのセレクト位か。


一度シーバスで試したが120cmの早船アナゴVでは全く飛距離が出ず、

キャストは厳しいので、皆さんのようにスピニングタックルを持参するのが無難だ。


ギアのセレクトといえば、ケミホタルの色を変えてみてれば良かったかと思う。

スタンダードなグリーンを使い続けたが、レッドとオレンジを持っていたので、

グリーンで全くアタらなかったのだから試してみるべきだったかもしれない。


まぁ、以前小型LEDライトでブルーやホワイト等も様々に試してはみたものの、

色によって劇的に食いが変わるなんて場面は1度も無かったが。

とにかく、もう少し大きくなってもらわないと、また行こうという気にならんな。


連休中にもう1回釣りに行こうと思うが、何にしようか。

ヤリイカがまだそこそこ、マルイカが中々釣れてはいる。


だがヤリイカ釣りはあまり好きではなく、マルイカに至っては8割ムギだが、

久々にライトタックルでのイカ釣りも悪くないと思う。


ただ60m~70mとマルイカにしては浅いとは言えない水深での釣りとあって、

電動でのマルイカ釣りが嫌いな自分は些か逡巡してしまうが、

ムギイカ釣りだと割り切ってマルイカはゲストだと思えば良いかと。

いつも通り、気が向いたら言って見るか。



船宿   川崎   NY丸   KY船長