釣行翌日の日曜日は、いつも通りギアの清掃、点検、修復、作成、収納 etc ・・に費やすのが常だが、
本日は三日前に故障した洗濯機の修理に業者さんがみえるのでいつもより時間に制限が。
意外に早く、30分足らずで修理も終わり、道具イジリ再開。
一回の釣行ごとに空スプールに巻き取り、真水に二日ほど浸け完全に潮(塩)抜きし、また二、三日
掛けて完全に乾燥させたうえ、最適なテンションを掛けつつリールに巻きこむ・・
という最低でも、四日ほど掛かるPEラインと、これまた一度は完全なる乾燥状態にしたい
(注油の関係上)ボールベアリング部品=サルカンやイカリング、リールのアルミラウンドノブの
二つの小ベアリング・・のケア以外は、ほぼ全て収納まで完了。
通常であればここで、朝から一向にかまってくれない事に不満な愛猫のゴロンチョ攻撃を受け
家族サービス(?)へと移行するのが自然な流れだが、今日は知らないひとが拙宅を訪れたせいか
台所や洗濯機周囲の匂いをクンクンしながら探索&ナワバリへの匂いの付け直しに忙しいようだ。
そこで以前より、必要と感じていたツノ掛けマットの見直し作業を行う事に。
自分はこれまで投入器に、カットしたカーペットをバンドで括り付け、座席にも補助的に
カーペットを一枚置くというスタイルであったが、特に、強風時にトラブルを多発していたゆえ、
新たな道を模索&試行(思考)錯誤していたが、ベテラン、エキスパートと言われる方々の
年季の入った墨まみれの「ナワバチ」が印象に残っており、自らも試してみたくなった。
その多くは、浅いプラ製および木製の自作トレイに、カーペットやスポンジを組み合わせたもので
豊富な実釣経験から産出された、自らの釣技に最も適した逸品であると思う。
自分にも理想とする「ビジョン」がある、などという次元では無く、これに関しては
かなり前からハッキリと、鮮明に、アタマの中で「視覚化」できていたのが不思議だが・・
何かに憑かれたかの様に採寸、ケガキ、切り出し、形成、仕上げ、と、些かも滞り無く
撮影準備の僅かな間に、早くも、ちゃっかりと入り込んでいる愛猫は置いておいて・・
このバチには自分なりの工夫を盛り込んでみた。
まず、長い。 仕掛の幹糸がハミ出ないようにである。
やけに深い。 強風の影響を避けるためである。
素材はプラベニや養生シート等と呼ばれる非常に軽量な物である。
実釣時には底に重量のあるカーペットを敷き詰める事により、風や揺れに動じない様にしつつ、
最悪、バッカンやバンドでも固定できるように配慮してある。
さらに、この自作バチ最大の利点と自負しているのが
このように折りたたみ可能である点だ。
愛用のダイワの投入器を入れるバッグに収まる様に計算して作成したので
携帯&運搬を苦労せずに行えるのは中々の妙案ではなかろうか。
吸水性ゼロの素材ゆえ、アフターケアも楽であるし、何より非常に安価で作成可能。
実際に自分は素材のプラベニとガムテープはタダで手に入るので・・コストはゼロである。
無論、実釣において様々な不具合が出現し、改良すべき点も多々あろう。
が、今後のステップアップには不可欠なトラブルレス&スピードアップに貢献してくれる
かと、少なからず、希望をもっている。
(あたしにゃあ~関係ないこったね・・)