英彦山関連の神社ネタが続いておりますが、今回で一旦終わりです。
以前、高木神社(大行司)の記事でチラッと触れたことのある
岩屋神社へ再び行ってきました。
鈍感な私でもクラクラくる神社です。
そして、あのおじ様が寺島しのぶさんを案内したという神社です。
岩屋神社が出るドラマ再編集版がBSプレミアムで5月17日に
全国放送されると知っていたのですが、見るのを忘れてしまいました
いわやじんじゃ
住所:福岡県朝倉郡東峰村宝珠山4150
✱一の鳥居✱
こちらの神社もさっと行ってぱっと帰って来られるような神社ではありません。
一の鳥居から本殿まで約15分かかります。
奥の院までは30分くらいかかると思います。
✱屏風岩✱
✱マップ✱
全部回ると1時間コースになります。(マップを見た感じより短時間で回れます)
本殿より奥へ行かれる方はそれなりの恰好と靴を履いて行かれた方がいいと思います。
✱二の鳥居✱
✱ひょうたん池✱
✱御神木/大公孫樹✱
樹齢600年とも700年ともいわれる高さ約36メートル・幹周り約6メートルの
イチョウの巨木です。この大公孫樹は、豊後の大友宗麟による二度の
宝珠山焼き討ちにも耐え、岩屋神社の盛衰と人々の祈りを見つめてきました。
(境内掲示説明板)
修験道の開祖・役行者小角が岩屋で修行して帰る時、
刺した杖が芽生えてこの大イチョウとなった伝説もあります。
✱琴平宮✱
説明書きなし
こちらで蛇さんに遭遇しました
✱馬の首根岩と洞門✱
沢山のお地蔵さん
✱本殿入口の鳥居✱
本殿は急な階段を昇った処に在ります。
階段を昇って下を見たらこんな風です。
✱手水舎✱
至る所にこういった水道が設置されています。
ありがたいです。
✱本殿✱ 国指定重要文化財
茅杉皮重ね葺き一重入母屋造りの外殿
権現岩の窪みを利用して造られた本殿で
こちらに格納されている御神体は
「(旧)宝珠山村」の村名の由来ともなった「宝珠石」。
(境内掲示板)
「宝珠」とは仏の象徴を示す仏教用語で、願いが叶う不思議な玉の意味。
岩屋神社は、中国・北魏からの渡来僧「善正」が修行場「日子山(彦山・英彦山)」
を開いた翌年の532年(継体天皇26年)に開かれ、
547年、空から降ってきたと伝えられる「宝珠石(別名:星の玉)」を御神体とし、
神仏が降臨する神聖な場所として修験者の重要な修行場。
伊弉冉尊(いざなみのみこと)、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、
天忍穂耳尊(あめのおしほみみのみこと)の三神が御祭神とされています。
横から見ると迫力があります。右側の岩は権現岩です。
本殿左手に進みます。
『針の耳』と『梵字岩』
針の耳は親不孝者が通ると、上から石が落ちるとの伝承があります。
私ほどの親不孝者が通っても石は落ちてきませんでしたので
誰でも大丈夫だと思います。
針の耳とは、針の糸を通す穴のことです。
修験道では修行の過程で、一度、仮に死んで仏となって
生まれ変わることを目標としていました(擬死再生)。
この針の耳は、女性性器を象徴的に表したもので山伏たちは、
この針の耳をくぐり、母胎内に一度回帰し、
仏となって生まれ変わることを象徴的に演じていたものと思われます。
また、裂け目の左の梵字岩には、修験道の開祖の役行者小角が彫ったという、
カン・マン・ア・ハ・ウンの梵字がかすかに残っているそうです。
(写真に撮ったのですが、ボヤけてしまいました)
梵字の意味
カンマン=不動明王
ア=胎蔵界大日如来
ハ=金剛界大日如来
ウン=愛染明王
全部で大日三尊の組み合わせ
(あのおじ様からいただいた資料より)
針の穴を通った後。ね?大丈夫でしょ?
針の耳は近道なのです。
✱境内社/熊野神社✱ 国指定重要文化財
本殿:板葺三間社流見世棚造り
(天狗が蹴って穴を空けたという熊の岩の険しい岩場に立てかけた懸造りです。)
御祭神:
速玉男尊(はやたまおのみこと)
泉津事解男尊(せんつことときおのみこと)
櫲樟日尊(くすひのみこと)
※今回行ったのはここまで。
この先は前回お参りに伺った時の写真でお届けします※
奥の院へ行く途中の鎖場
✱鶯窟(うぐいすくつ)✱
他界への入口であり神仏の母胎内でもある窟で、山伏たちが籠もり
瞑想・断食・読経などの修行をしていた場所。
こちらもですが、この先は手水舎や水道がないので、お参りの際、
手持ちの(口を付けてない)ペットボトルの水で手と口を清めました。
✱奥の院✱
こちらでは気持ち良い風が吹いていました。
大日社までの鎖場
✱大日社✱
粟島社ともいう。
御祭神:少彦名命・大日国尊
社殿上部の岩は疱瘡岩(ほうそういわ)
社殿の中から撮ってみました。
大日社はその名のとおり大日如来を祀る社であり、
夏至の頃には東の浅間山から朝日が差し込むといわれています。
✱不動尊✱
✱お地蔵様✱
社務所はなく御朱印はありません。
岩屋神社は登山やロッククライミングが好きな方にお勧めです。
自分の体調によってはエネルギーが強すぎると感じることもありますが
私はこちらにお参りに行くと生き返ります。