時々、宝珠山(ほうしゅやま)村にある駅喫茶に訪れます。

この辺りは全体的に氣の良い地域だと感じます。

宝珠山村は福岡県の中南部に位置していた村で、現在はありません。

2005年3月28日、小石原村と対等合併し東峰村が発足したため、

自治体としての宝珠山村は消滅しましたが、ここでは名前が好きなので

使わせてもらいます。

大行司駅(無人駅)の待合室

駅喫茶『匙加減(さじかげん)』の店主さんが

綺麗に掃除して、お花も飾ってくれています。

クロアゲハが窓でパタパタしていたので、出してあげました。

 

可愛い駅の看板

 

 

 

駅喫茶の目の前の階段を昇ると大行司駅です。

高倉健さんの父親が宝珠山村の鉱山で働いており、

高倉健さんも幼少の頃この駅を利用していたといいます。

電車が通りました。

 

 

 

 

 

この地区も神社が多く存在するのですが、

英彦山神宮を中心に半径(直径だったかな?忘れたw)60㌔を

高木神社で囲んでいるそうです。ざっと数えたら13社ありました。

この日、駅喫茶にいらした歴史や神社に詳しい地元のおじ様が教えてくれました。

先日は寺島しのぶさんに岩屋神社の説明をしたそうです。

(岩屋神社でドラマ撮影が行われたため)

大行司の高木神社は駅喫茶の店主さんの産土神社でもあります。

駅喫茶でランチした帰りに寄らせていただきました。

高木神社前の三叉路。

この三叉路は、わかる人が見たら

岩屋神社(ここから約5km離れたところ)からの氣が通っているそうです。

私にはあまりわかりません。

岩屋神社は宝珠山村の名前の由来ともなった「宝珠石(隕石)」が

御神体とされる神社です。鈍感な私でもクラクラ来る場所で

他とはまた違う魅力のある神社です。

別の機会にご紹介したいと思います。

 

たかぎじんじゃ

住所:福岡県朝倉郡東峰村宝珠山24

 

 

✱鳥居✱

 

✱石柱と御神木✱

 

✱手水舎✱

ちゃんと水の出る手水舎は安心します。

(水が濁っているので少しの間出しっぱなしにした方がいいです)

✱拝殿✱

御祭神:

・高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)

高皇産霊尊は日本神話の神である。別天津神の一柱。
別天津神とは『古事記』において、天地開闢の時にあらわれた五柱の神々を云う。

『古事記』では高御産巣日神、『日本書紀』では高皇産霊尊と書かれる。
また葦原中津国平定(国譲りともいう)・天孫降臨の際には

高木神(たかぎのかみ)という名で登場する。
別名の通り、本来は高木が神格化されたものを指したと考えられている。
「産霊(むすひ)」は生産・生成を意味する言葉で、神皇産霊神とともに
「創造」を神格化した神である。女神的要素を持つ神皇産霊神と対になり、
男女の「むすび」を象徴する神であるとも考えられる

・伊弉諾尊(いざなぎのみこと)

・伊弉冉尊(いざなみのみこと)

 

✱御由緒✱

大行司の高木神社は、明治以前は大行事社と呼ばれていました。
彦山(英彦山)は、嵯峨天皇から賜った彦山神領内の各村に
弘仁13年(822)鎮守神として、高皇産霊尊、伊弉諾尊、伊弉冉尊を
御祭神とする大行事社を置いたと言われています。
この高木神社もその一つで、
旧宝珠山村・現在の大字宝珠山を守護する鎮守の大行事社として
勧請されたものです。
中世には、彦山の宝珠山村支配の政治的・経済的拠点、
村民統合の象徴として大きな役割を担っていたものと思われます。
境内の楠の大木は樹齢が500年とも言われ、村の盛衰をじっと見つめてきました。

✱拝殿の中✱

 

✱拝殿の天井✱

 

✱社殿全体✱

 

✱本殿✱

駅喫茶でお会いしたおじ様に「高木神社の高木とはどういう意味ですか?」と

お尋ねした時、色々とお話はしてくださいましたが、

私が知りたい答えは得られませんでした笑。

自分で調べてようやくわかりました。

「葦原中津国平定(国譲りともいう)・天孫降臨の際に

高木神(たかぎのかみ)という名で登場する。」ということで

高皇産霊尊の別名が高木なのですね。

✱境内社✱

↑こちらに祀られている石碑(右側)は、福岡県で最も古いとされています。

✱境内社✱

 

✱境内社✱

 

✱石碑✱

 

トイレが割と新しく、車道からバリアフリーで入られるようになっていました。

助かります。

高木神社の裏を流れる大肥川

 

✱御朱印✱

社務所はなく御朱印はありません。

 

この後、駅喫茶の店主さんに「福井神社」も勧められたので

行ってきました。

 

つづく