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みなさま、こんにちは。
ツアー4日目はモンペリエ近郊のホテルから今日の目的地である
タリ家へ向かいます。
タリ家へ着くとガブリエルと奥様のウェニーが出迎えてくれました。
挨拶と自己紹介を終え、ウェニーの案内でさっそくぶどう畑へ。
とても強い風に煽られて驚きます。
タリさんのドメーヌの特徴は、大西洋と地中海の両方の気候の影響を受ける地域のため様々な種類のぶどうができること。今日のこの強い風は地中海から吹いているのだそうです。
この地方のAOCカバルデスも地中海の品種と大西洋の品種、両方のぶどうを使っており、よりカジュアルなヴァンドペイ(地域ワイン)では、品種に関係なく造れるため、タリさんのバリエーション豊かなワインが生まれるのです。
畑を見渡すと3つの区画に分かれています。両側2つがカバルデス用のぶどう畑、真ん中の1つがヴァンドペイ用のぶどう畑です。すぐ隣同士の畑なのに違いはどこにあるの？と聞いてみると、地層によって深く耕せる場所と浅くしか耕せない場所があるのだそう。
浅くしか耕せない場所はすぐに硬い岩盤にあたってしまいます。ただ、ぶどうは岩の隙間にも根を張れるので問題はないのよ、とのこと。ちなみにこの浅くしか耕せないところがカバルデス用の畑です。
ちなみに…AOCのカバルデスをたくさん造るほうが効率は良いのですが、タリさんたちは量を造るよりもクオリティを大切にしているためあえてカバルデス用の畑にカバルデス以外の品種を植え、ヴァンドペイとして出荷するそうです。
だから低価格でもクオリティの高いワインがたくさんあるのですね。
タリさんのドメーヌはガブリエルのお父さんから受け継いでいますが、始めはヴァンドペイの品種ばかり、さらにバルクで売るような安いテーブルワインを造っていました。
ドメーヌを引き継いだタリさんたちは、この可能性を秘めた素晴らしい場所でよりよいワイン造りをしようと考えます。
それから畑の品種を少しずつ増やし、醸造用のタンク(お父さんの代は大きなセメントタンクのみ)を少しずつ増やし、設備も少しずつ増やしていったのだそうです。ウェニーは何度も「Petit a petit(ちょっとずつ)」と繰り返しました。
ガブリエルとウェニーは、元々法学と考古学を学んでおりぶどうの栽培やワインの醸造とは畑違いの出身です。
「でもそれが良かったの」と、ウェニーは言います。
「元々ワイン農家だったらきっと昔のやり方のままワインを造っていた。でも私たちはやり方を何も知らないから、たくさん調べてたくさん考えて、たくさんのワイン農家を訪ねてまわったのよ」
勉強熱心なガブリエルとウェニーのワイン造りへの情熱を感じる言葉でした。
オーガニックワイン造りをしていて一番嬉しいことは？と聞いてみると、ウェニーは「実はガブリエルと私ではちょっと違うの」と。
「ガブリエルは良いワインを造るために技術や製法を工夫することが楽しくて、私はこうしてワインについて説明して知ってもらうことが好きなのよ」
優しい先生のようなウェニーの説明に、一同納得の答えでした。
さて、見学の後はいよいよお待ちかねのランチタイムです！
たくさんのお料理に、マヴィで飲めるワインの全てが一列に並んでいて皆から大歓声があがります。よく見たら発売後一瞬で完売した限定品のルシュックも…。
ウェニー手作りのお料理はパプリカやなすのグリル、生野菜のサラダ、シャルドネ樽熟にぴったりのライスサラダ、マカロニサラダ、お肉はローストチキンとラムに生ハムにサラミにレバーのパテ、デザートコーナーにはアプリコットとすいか、ネクタリンとチーズも数種類、もう書ききれないし食べきれない！と嬉しい悲鳴を上げてしまうほど盛りだくさん。
室内の長テーブルだけではなくテラスで風を浴びながら食事を楽しんだり、植えられていたさくらんぼを(また…)摘ませてもらったり、風が吹き抜ける芝生に皆で寝転がって空を眺めたり…。
とても自由で心地よくて幸せな時間が過ぎていきます。
食後にはラベンダーやアーモンドのクッキー、チョコレートと一緒にコーヒーや紅茶も出してもらいました。
もう皆帰りたくない！という気持ちになりながら、タリさんたちにたくさんの感謝を伝えてお別れしました。
その後はタリ家から15分ほどのカルカッソンヌで、世界遺産の城塞都市シテを見学したり街中を散歩して中世の町並みを楽しんだのでした。
もう何も食べられない！と思っても夜にはカスレを食べに行く
一行……
訪問ツアーもようやく折り返し地点に近づいてきました。
明日はベリュウ家とブーリエ家に向かいます。
タリ家のワインラインナップはこちら
マヴィスタッフO
よろしければクリックお願いいたします。
みなさま、こんにちは。
ツアー4日目はモンペリエ近郊のホテルから今日の目的地である
タリ家へ向かいます。
タリ家へ着くとガブリエルと奥様のウェニーが出迎えてくれました。
挨拶と自己紹介を終え、ウェニーの案内でさっそくぶどう畑へ。
とても強い風に煽られて驚きます。
タリさんのドメーヌの特徴は、大西洋と地中海の両方の気候の影響を受ける地域のため様々な種類のぶどうができること。今日のこの強い風は地中海から吹いているのだそうです。
この地方のAOCカバルデスも地中海の品種と大西洋の品種、両方のぶどうを使っており、よりカジュアルなヴァンドペイ(地域ワイン)では、品種に関係なく造れるため、タリさんのバリエーション豊かなワインが生まれるのです。
畑を見渡すと3つの区画に分かれています。両側2つがカバルデス用のぶどう畑、真ん中の1つがヴァンドペイ用のぶどう畑です。すぐ隣同士の畑なのに違いはどこにあるの？と聞いてみると、地層によって深く耕せる場所と浅くしか耕せない場所があるのだそう。
浅くしか耕せない場所はすぐに硬い岩盤にあたってしまいます。ただ、ぶどうは岩の隙間にも根を張れるので問題はないのよ、とのこと。ちなみにこの浅くしか耕せないところがカバルデス用の畑です。
ちなみに…AOCのカバルデスをたくさん造るほうが効率は良いのですが、タリさんたちは量を造るよりもクオリティを大切にしているためあえてカバルデス用の畑にカバルデス以外の品種を植え、ヴァンドペイとして出荷するそうです。
だから低価格でもクオリティの高いワインがたくさんあるのですね。
タリさんのドメーヌはガブリエルのお父さんから受け継いでいますが、始めはヴァンドペイの品種ばかり、さらにバルクで売るような安いテーブルワインを造っていました。
ドメーヌを引き継いだタリさんたちは、この可能性を秘めた素晴らしい場所でよりよいワイン造りをしようと考えます。
それから畑の品種を少しずつ増やし、醸造用のタンク(お父さんの代は大きなセメントタンクのみ)を少しずつ増やし、設備も少しずつ増やしていったのだそうです。ウェニーは何度も「Petit a petit(ちょっとずつ)」と繰り返しました。
ガブリエルとウェニーは、元々法学と考古学を学んでおりぶどうの栽培やワインの醸造とは畑違いの出身です。
「でもそれが良かったの」と、ウェニーは言います。
「元々ワイン農家だったらきっと昔のやり方のままワインを造っていた。でも私たちはやり方を何も知らないから、たくさん調べてたくさん考えて、たくさんのワイン農家を訪ねてまわったのよ」
勉強熱心なガブリエルとウェニーのワイン造りへの情熱を感じる言葉でした。
オーガニックワイン造りをしていて一番嬉しいことは？と聞いてみると、ウェニーは「実はガブリエルと私ではちょっと違うの」と。
「ガブリエルは良いワインを造るために技術や製法を工夫することが楽しくて、私はこうしてワインについて説明して知ってもらうことが好きなのよ」
優しい先生のようなウェニーの説明に、一同納得の答えでした。
さて、見学の後はいよいよお待ちかねのランチタイムです！
たくさんのお料理に、マヴィで飲めるワインの全てが一列に並んでいて皆から大歓声があがります。よく見たら発売後一瞬で完売した限定品のルシュックも…。
ウェニー手作りのお料理はパプリカやなすのグリル、生野菜のサラダ、シャルドネ樽熟にぴったりのライスサラダ、マカロニサラダ、お肉はローストチキンとラムに生ハムにサラミにレバーのパテ、デザートコーナーにはアプリコットとすいか、ネクタリンとチーズも数種類、もう書ききれないし食べきれない！と嬉しい悲鳴を上げてしまうほど盛りだくさん。
室内の長テーブルだけではなくテラスで風を浴びながら食事を楽しんだり、植えられていたさくらんぼを(また…)摘ませてもらったり、風が吹き抜ける芝生に皆で寝転がって空を眺めたり…。
とても自由で心地よくて幸せな時間が過ぎていきます。
食後にはラベンダーやアーモンドのクッキー、チョコレートと一緒にコーヒーや紅茶も出してもらいました。
もう皆帰りたくない！という気持ちになりながら、タリさんたちにたくさんの感謝を伝えてお別れしました。
その後はタリ家から15分ほどのカルカッソンヌで、世界遺産の城塞都市シテを見学したり街中を散歩して中世の町並みを楽しんだのでした。
もう何も食べられない！と思っても夜にはカスレを食べに行く
一行……
訪問ツアーもようやく折り返し地点に近づいてきました。
明日はベリュウ家とブーリエ家に向かいます。
タリ家のワインラインナップはこちらマヴィスタッフO
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