新居とタキソテール③ | マウルルちゃんの平凡な一日

マウルルちゃんの平凡な一日

主に私の乳がん体験記を書いてます。

入院中の3月上旬に新居が決まりました。

実家から徒歩15分、1階で私の理想の間取り、築浅で角部屋、
というこれ以上のものはなかなかないと言い切れるぐらい好条件のハイツです。

もともと賃貸アパートの空きが少ない地域で、この引っ越しの多い時期に、奇跡的にちょうど空きが出て、即日契約しました。

しかも3月16日に退院して、翌日の17日には入居できるように、家族やモナオくんがいろいろ手配してくれました。

新居にも在宅酸素を設置して、
パラマウントベッドもリースしました。
2500円/月と意外とお手頃価格です。

ついでに、外出用に酸素ボンベが装着できる車椅子もリースしました。
こちらは1000円/月です。

カニューラ(酸素のチューブ)を長くしてもらったので、
トイレもお風呂も家のほとんどの場所を酸素を付けたまま行くことができます。

敷居もなく、お風呂以外の各部屋の扉の下にちょうどカニューラを通せる隙間があって、それもかなりありがたいです。


この新居で、36歳の誕生日を無事に迎えることができました。

タキソテールとフェソロデックスが効いてきたみたいで、肝臓の張れも少し治まってきたので、クリームたっぷりのケーキも食べることができました。ほっぺ落ちました(n^^n)

私の誕生日の日は、春の日差しが暖かくてきれいな青空で、
ベッドから窓の外を眺めながら、今年こそは穏やかな日々を過ごせるんじゃないかと、幸せな予感を感じました。




退院して立ったり歩いたりするようになって、足首辺りから爪先にかけて、むくむようになりました。

しばらく横になると元に戻るんですが、ほんの少し足を下に下ろしただけでクリームパンみたいになります。

リンパや血液の流れが良くないのか、
タキソテールの副作用かどっちかかなと思っていました。


退院して1週間後の3月23日に診察があったので、先生にこのむくみの原因を聞いてみると、

「非常に言いにくいんだけど…」

と先生もったい付けて何を言い出すのかとヒヤヒヤしていたら、


なんと、

「栄養失調やわ」



タンパク質不足らしいです。

足りないと足がむくむらしいです。。


前日、お風呂に入ったときに鏡に映った私を見てまさに思ってたんです。

頭ツルツル、手足ガリガリ、お腹だけがやたらぽっこり、

アフリカの子どもみたい、

て(^-^;


最近では昼食に限り、カロリーが高いコテコテしたものも食べれるようになったし、

もちろん栄養のあるものも食べてるし、

肝臓に負担をかけないように工夫して、精一杯の量を食べるようにしてます。

これ以上どうすればいいんでしょうか。。



とりあえずむくみの対症療法として、利尿剤半錠から1錠に変更になり、24日から飲み始めました。

すると翌25日、じゃんじゃんおしっこが出て、クリームパンみたいになっていた足先のむくみが一日でキレイになくなりました。

その日から4日間で、なんと2kg分のむくみがなくなり、
お腹のぽっこりもすっきりしました。

むくみがなくなったのはいいんですが、体重が30kgになってしまいました(^-^;

ちょっと前に世界仰天ニュースで拒食症のテーマをしていたんですが、

その時に、平均体重の60%を切ると生命の危機だと言ってました。

だとすると27kg、

近付いてきてます(^-^;




そして29日、タキソテール3回目を受けてきました。

先生に2kg分むくみがなくなったと言うと、
もしかしたら胸水も減っているかもとレントゲンを撮ることになりました。

右肺の水は増えても減ってもなく変わりなかったのですが、

たった1週間で、左肺の水がぐっと減っていました。

タキソテールを始める前には3、4cm溜まっていた水が、
タキソテール2回とフェソロデックス3回を終えて3分の1減り、
利尿剤半錠から1錠に変更になって3分の1減り、
残り3分の1まで減っていましたo(^-^)o



先生に
体重が30kgになった、どこまで痩せても大丈夫?と聞くと、

「もうやばい」

と言われました。。



まだまだ気をつけて食べないと、肝臓が悲鳴を上げますが、
1ヶ月前よりは食べれる物も量も増えました。

実家が近くなったので、母親が作ってくれる栄養のある美味しい物が毎日食べられて、ほんと幸せです。



周りの人たちのおかげで毎日が幸せです。