輸血で入院 | マウルルちゃんの平凡な一日

マウルルちゃんの平凡な一日

主に私の乳がん体験記を書いてます。

(2012.8.3)





8月3日(金)入院1日目、

一旦自宅に戻るために病院を出たのが11時半。15時には病院に戻ってきて欲しいと言われたので、猶予は3時間半ほど。
その内、往復の移動に2時間。家での滞在時間は1時間半。思ってたより余裕ありそうです。

モナオくんがトラックの運ちゃんでほんと良かった。
毎日の仕事での移動距離と比べたら、病院と家の往復なんて楽勝らしいです。

それに今回、モナオくんに病院に付き添ってもらって正解でした。
私一人やったら、急に入院て言われても困りますf^_^;

家に付いたらすぐに、入院の用意をして、
入院したら、しばらくお風呂はおあずけになるだろうからと、シャワーをザッと浴びて、

自分の中ではパッパッパとしてたつもりでも、この時点で1時間超えていたので、ゆっくりしている間もなく、病院にとんぼ返りしました。

私が入院の用意している間に、モナオくんは私の母親と姉に電話して、入院のことを伝えてくれていました。

母親と姉は、また入院?!てびっくりしてたんちゃう?とモナオくんに聞くと、

そんなことなかったで、普通やったで、て。

私の周りの人は、急な入院とかもう慣れてしまったのか、受け入れ体制バッチリみたいです。

面食らったのは私だけでした(^-^;



病院に戻って、病棟のナースステーションにいた看護師さんに、「あのー」と声をかけただけで、

「いつものお部屋用意してます」
て。

何者や私(^-^;


いつもの部屋のベッドでスタンバってると、すぐに担当の看護師さんが来て、輸血が始まりました。

輸血パックにどこで献血されたかが記入されているんですが、

この日は、京都、でした。

京都のどなたかわかりませんが、貴重な血を分けてくださり、ほんとありがたいねー、としみじみ輸血パックをモナオくんと眺めていました。

モナオくん、
「俺も献血する!」と息巻いてました。

なんなら、
「おまえと俺、同じ血液型やから、直接輸血する!出来ひんかな?」
とまで言い出して、本気で看護師さんに聞きそうで、ヒヤヒヤしました。


輸血中に、4週間ごとの骨の治療薬のランマークを注射してもらいました。

輸血は3時間ほどかかりました。

夕食後、今日から始まるゼローダ3錠を飲んで、

夜10時頃、MSコンチンを飲んで寝ました。



8月4日(土)入院2日目、

本日の輸血は、兵庫産。

熱は37度後半。
SPO2は、93~95。
咳は、安静にしてたら出ないけど、ちょっと動いたり、体がカーッと急に熱くなったりすると、出る。
でも、コンチン飲んで、明らかにマシになりました。


輸血のおかげで、だんだんと体の調子が良くなってきて、食欲が出てきました。

でも、困ったことに病院食が食べれなくなっていました。

この病院の食事、おいしくもまずくもなく至ってふつーだと思いますが、

入院中とか抗がん剤の点滴で日帰り入院の時とかの、
体調が悪く、あまり食欲のないときに病院食をいつも食べるから、“病院食=あまりおいしくない”とインプットされているみたいで、

お腹は空いていても箸が進まない(-_-)
特に、白ご飯が臭く感じて苦手で、
姉に、ふりかけや味付け海苔を持ってきてもらい、何とか食べれるようになりました。



8月5日(日)入院3日目、

本日の輸血は、大阪産。

7月から続いていた37度後半の熱が、37度前半まで下がって、その辺りでキープ。

たまに咳発作が出るけど、日に数回程度。

食事、ふりかけと海苔のおかげで、半分は食べれるようになりました。



8月6日(月)入院4日目、

本日は、兵庫産。輸血終了。

熱、37.0度をキープ。
咳発作、ほとんどない。


1.2リットル輸血しただけで、びっくりするほど元気になりました。

あんなにダルかったのに、
しつこく熱が出てたのに、

とにかく、スッゴイです!!

私が輸血した3府県の血液、たぶん20歳ぐらいの生命力が満ちあふれたピチピチの男子のんやったと思います。
活力でたー( ̄∇ ̄)キラキラ



8月7日(火)入院5日目、

シャワー浴の許可が出て、4日ぶりにすっきり。



8月8日入院6日目、

採血⇒赤血球456、血色素量13.9、
入院時より倍以上の数値になっていました。


コンチンの副作用で、ちょっと便秘気味ですが、
抗生剤の副作用で下痢が続いていたので、下痢が治まってプラマイゼロ。

コンチンの副作用の便秘は、重度の下痢のときに、下痢止めとして使われるぐらい、頑固だそうです。



8月10日(金)入院8日目、

シスプラチン1回目投与、
白血球2400でオッケイ。

午後から、
制吐剤(セロトニン、プレドニン)→シスプラチンで点滴。

この日から、ポンプ(電気)を使って、強制滴下をするようになりました。

ポンプを使わないで自然滴下すると、かなり時間がかかる人もいて、同じ量を点滴しても患者さんによって終了時間がまちまち。

点滴に時間がかかると、患者さんにストレスがかかると言うことで、ポンプ使用になったそうです。

『500mlを90分で落とす』と設定すれば、きっちり90分で終了。

終わる時間が把握できて、患者さんも看護師さんも気が楽です。


夜、シスプラチンの副作用一切なし。

いつもと変わらず、ご飯も食べられました。



8月11日(土)退院、

シスプラチンの副作用もなく、
体調も安定していたので、退院しました。