(2011.11.6)
入院3日目、日曜日。
土日祝は、放射線治療がお休みです。
放射線治療のせいか、吐き気はないけど、食欲はあまりなく、体調はちょいダル状態が続いていて、腰骨の痛ダルさも相変わらず続いていました。
この頃から咳の出る回数が少しずつ増えてきていて、そのうえ病室が乾燥していたので、話すときや、横になったときなど、むせるような咳が出ました。
でも、咳をするたびに腰に痛みがビンビンと響くので、小さくコホンとするように心掛けていました。
この日の朝、午前担当の看護師さんが検温に来たときに、
「何か困ってることはないですか?」
と聞いてくれたので、
悩み続けていた抗がん剤の選択のことを、看護師さんに話しました(´Д`)
午後からSさん(乳癌看護認定看護師)が出勤するから、病室に来てもらって、相談に乗ってもらえるように言っておきましょうか?
と言ってくれたので、ぜひとも!とお願いしました。
お昼から、モナオくん、一番上の姉、二番目の姉と旦那さんと子供たち、がお見舞いに来てくれる予定になっていたので、ちょうど家族揃っているときに、そういう場を作ってもらえて、本当に助かりました。
そして夕方、Sさんが病室に来てくれました。
ベッドの周りに、モナオくんや家族が取り囲んで、Sさんを迎え入れたので、最初この光景を見たときSさんは、ギョッとしてましたf^_^;が、構わず四方八方から質問攻め(^O^)/
質①
抗がん剤の種類は、効き目が強い(キツイ)、弱いで分かれているの?
点滴だと効果が早い分強いとか、経口だと効果が遅い分弱いとか。
ゼローダ(経口薬)を選べるということは、病状が深刻でないということ?
強弱はない。その人の病状に合う薬を選んでいる。
質②
ゼローダは、飲み始めてから、だいたい3ヶ月で効果が出てくると言っていたけど、1ヶ月や2ヶ月で出てくることはないの?
そういうことはあるとは思うけど、飲んでみないとわからない。
質③
点滴の抗がん剤は何を予定しているかわかる?
カルテを見たらわかるので、後で見て報告する。
質④
先生は抗がん剤治療をし始めたら、ずっと投与し続けないといけないと言っていたけど、途中で休んだりとかしたらいけないの?
生活に支障が出るぐらい副作用でつらいとかなら、休薬期間を取ったり、薬の量を減らしたり、違う薬に変更したりする。
1時間ぐらい話していたので、もっといろいろ話をしていたと思うんですが、ちゃんとメモしていたのはこれだけでした(^-^;
疑問や不安なことなどを、Sさんと家族と話せて、充実した時間でした。
何より、家族が私のことで、こんなにも心配してくれているんだな、と改めて感じました。
みんなでSさんにお礼を言って見送り、
そして、家族が帰っていき、私の夕食後にモナオくんが帰っていきました。
しばらくしたら、Sさんが来て、予定にしている点滴の抗がん剤の名前を教えてくれました。
アバスチン+パクリタキセル
・アバスチンは、3週間ごと。
主な副作用は、血圧上昇、鼻出血、など。
・パクリタキセルは、ウィークリー。
主な副作用は、脱毛、骨髄抑制、など。
また、深刻なアレルギー反応が出るかもしれないので、1回目は入院して投与、2回目以降は通院。
どちらも、あまり吐き気はないらしく、一番気にしていたので、ホッとしました(^O)=3
Sさんが、
「マウルルさんは割と平然としてるけど、ご家族や彼氏さんはかなり心配してるね。
彼氏さん、お腹ボリボリ掻きながら話してたね。真剣になればなるほど、ボリボリ掻いてたわ。クセかな(^O^)」と。
へええ!そんなクセがあるなんて、今まで気付かなかった。今度観察してみよ(^∇^)♪
この病院には唯一一人しかいない乳癌看護認定看護師のSさんは、普段病棟担当で、乳癌患者さんを看護しており、1ヶ月に1回乳腺外科の外来担当に付くそうです。
しかも、私の主治医顔デカ先生に付くのは、1年に1回あるかないか。
この前の金曜日は、たまたま顔デカ先生の担当になって、私に声をかけてくれたそうです。
キセキに感謝!