両手仲介はオイシイの?
今日は水曜かと思っていたら木曜でした。
サラリーマンならこういうカン違いは「一日得した」ってかんじでしょうが、ワタクシは「やばい、仕事できる日が一日減った!」って思っちゃいますw
自営業ってそんなもんなんですよね~
さて、仲介ならだれもが狙う両手仲介ですが、ほんとにこれってオイシイのでしょうか。
ワタクシ、買い側の立場で物件をご紹介するときは物件の良し悪しだけで判断していますが、結果的に「売主物件」の紹介が続くことがあります。
そうするとお客様には「こいつ、両手狙いの物件ばかり紹介しやがって」って思われてるんだろうなと思ったりします。
で、両手物件ですが、ホントに両手で満額もらえることって実は少ないです、少なくともワタクシは。。。
まず、買い側仲介で売主物件をやる時、特に売買価格が大きなときには買主様(ワタクシのクライアントさん)には満額でいただくことはあまりないです。
だって、売主側から満額もらえればそれだけでも相当御の字ですし、ご依頼いただいた感謝もこめて大幅?値引きしてます。
また、売主側からも必ず満額もらえるということは実は少ないのです。
というのは、もしその物件に他に買い手がいた場合、「この物件をお宅に売るならウチの手数料は無しで」ということもあるからです。全額無しじゃないにしても、かなり減らしてあげないと他所に売られちゃったりします。
さらに、どうしても買主様の希望価格と売買価格に開きがあった場合は、ワタクシの仲介手数料を削って結果的に値引きをすることもよくあります。
売主側で仲介(元付)の時は、こちらは仲介にあたってやることが多く、責任も重いのでクライアントさんからは満額いただくことが多いです。買主側からもできれば満額頂きたいですが、値引きを仲介手数料まで削ってやらないと売れない場合は売主さん(この場合のワタクシのクライアントさん)の利益を優先して泣きます。
そんなわけで、両手仲介とはいっても、売主も買主も「そんなオイシイ思いはさせねぇぞw」ってかんじで来るので、めったに双方満額とはならないのですよね~。
ちなみに、同業者には「仲介手数料の安易な値引きは自分たちの仕事の報酬について否定するのと同じだから絶対にダメ」という意見もあります。
確かにその通りだし、安易なディスカウントが横行すると業界全体の地盤沈下につながるのでよくないのですよね。
まあ、現実と理想のギャップというか、難しい問題です。。。
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