まぼろしの「もやし」求めて・・・


 これは30分前に、来月催される埼玉県産大豆もやしの試食会会場となる地元の飲食店で供された料理です。


 マスターにとっても初めて扱う食材。いろいろ試行を重ねていただき、そしてお店で出す、ピッツァに湯がいた箕田在来もやしをトッピングして焼いたものです。


この豆の緑が美しいと思いませんか。私はすぐに


『これは埼玉県のマルゲリータピッツァだ』


と思いました。本来マルゲリータは、イタリア国旗と同じ、チーズ(白)、トマト(赤)、バジル(緑)の三色の彩りがあります。


 しかしここは埼玉県、鴻巣市を発祥とする大豆、箕田在来特有の緑色がバジルに引けをとらずに映えます。

 食すると、豆の風味がチーズ、トマトソースに馴染み、そしてこれがする刮目すべき点ですが、驚くほど後味が清々しいものになります。荒々しいピッツァの後口が、なで肩の優しい後口に変わるのです。


私は埼玉県版マルゲリータともいえる、このピッツァを


『ピッツァ・マメゲリータ』


と名付けたのです(笑)。


まぼろしの「もやし」求めて・・・
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