昨日、西東京市の体験農園 で集まった会員さん(約40名ほど)の前で大いにもやしを語らせていただきました。


 約30分ほど、(実は何も台本を考えてこなかったのですが・・・)簡単なもやしの基礎知識や、もやしの現状、など私なりの解釈で伝えました。


 さすが土に親しみ、野菜に近づこうとする会員さんたちです。もやしに近づかんとする熱をひしひしと感じました。もやしに対しての質問もたくさん下さいました。私はその問いに答えつつ、気持ちは充実感で満たされてました。



 私の講義?のあとは、私が持ち込んだもやし(手洗いブラックマッペもやし)を使っていろいろな料理が振舞われ、懇親会が始まりました。料理は農園の会員でもある料理自慢の調味料マイスター が腕を振るいました。


 マイスター直筆の献立表です。


まぼろしの「もやし」求めて・・・


・もやしサラダ


・チャーシューモヤシ


・もやしチャンプル


・豚バラもやし蒸し


・もやしナムル


・フライパンビビンバ


・もやしそば
まぼろしの「もやし」求めて・・・


 どの料理も好評で使われた8kgのもやしが次々と陽気な会員さんの胃袋に収まります。私も酒をいただき、、もやし料理をつまみながら会員さんに混ざって一緒にもやしを語らいます。(もしかしたら講義よりもこちらのトークのほうが内容が濃かったかもしれません 笑)


 農園主のTさんとも熱く話しました。都会において土を活かし、農のすばらしさ、また大変さを知るTさん。もやしは土を使いませんが、正しい食と人のありかたにおいて、Tさんとは同じ方向性が感じられます。


Tさんと話しながら、やはりもやしはれっきとした野菜であり、もやし屋たる私は単なる経営者ではなく


「こちら側の人間」


であると実感しました。私はTさんにこれからも「もやし屋として」協力させてくださいと申し出ました。


 食の作り手、提供者はただただたくさん売り、己が利益を得ればそれでよし、というものではないと思います。自分の提供する食で何ができるか。どのような貢献が考えられるか・・・その部分を外してはいけないのと思うのです。


 私はもやしを伝えに都内の畑に赴いたのですが、逆にその畑と畑に関わる人たちから大事なことを学んだ気がします。

まぼろしの「もやし」求めて・・・
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