里帰りで上京しました。 | 湖の上の村から

里帰りで上京しました。

拓郎です。


新年を迎え、明子の里帰りのため上京しました。

今回もたくさん素敵な出会いがありました。


今回は純粋にのんびりしてきましたが、

非常に興味深かったことがあります。


まずは、何かと有名な直売所、みずほの村市場 に車で

行ってきたときのこと。

お忙しいにも関わらず、従業員の方にお話を伺うことができました。

湖の上の村から

新鮮な野菜が山盛りになっていました。

話に聞いていた通り、売られている商品の価格は

通常よりも高め。

「直売所=安い」というイメージを見事に覆しています。

当然、高いだけではありません。

農家45戸ほどで年商は約6億だそうです。

加わるほとんどの農家がここの売り上げのみで

生計を立てているのだそうです。


ここの売りは鮮度と、安心だそうです。

朝だと土が凍っている冬期間を除き、

当日の朝収穫したものを出荷するのが基本です。

このこと自体は特別なことではありませんが、

外部認証機関の基準に基づき、農薬や化学肥料の

使用量を控えた農産物を揃えています。

農産物以外の加工品なども店内に並ぶ物は

添加物の少ないものが多く並んでいました。


農産物の価格決定方法にも特徴があります。

既にお店に並んでいる農産物を後から出品する場合は

既に並んでいるものよりも値段を高くしなければいけないそうです。

高くしても売れるような農産物を作らなければいけないということです。

ちなみに、出品されている農産物はほとんどのものが試食可能なので

お客様は実際に味わって商品を選ぶことができます。


直売所の方向性がぶれていないという印象も受けました。

農薬や化学肥料の使用を控えたものが本当に美味しいのか、

安全なのかということに関しては様々な考え方があるかもしれませんが、

安全・安心な農産物を作り、小遣い稼ぎではなく、

ここで農家が生計を立てていくという方向性が定まっている

のもまたこの直売者の特徴かもしれません。



この他にも、ブログを通して知り合った、

20歳の種屋の若旦那 にも会いに伺いました。

湖の上の村から


一番気になっていたのは、自分で種を採る種屋がどんどん減り、

インターネット等を通して種を手に入れる手段が増える中で

種屋はどのように個性を出していくのかということ。


その地域で生育しやすい種を選び、

季節によって種の種類を変えていくことだ。とのことでした。

地域密着の種屋さんは、地元の土壌のことをよく知っているんです。

そして、きめ細かい栽培方法などに対するアドバイスなどがあります。

「この人から買いたい」と思ってもらうというのは、種屋に限らず

とても重要なことだと改めて認識しました。

珍しい種も入手できて大満足でした。


お忙しい中本当にありがとうございました!