昨日は、とても悲しい1日になりました。
そして、すごく長い1日でした。
でも、苦しみぬいた彼の目が、顔が、身体が解放される瞬間を看取り、
ああ、良かったんだ、これで。。
ぽあん君、12歳、♂。マルチーズ。
昨年8月に心臓発作&肺気腫を発生。
一命を取り留めましたが10月にリンパ腫と皮膚癌であることが判明。
年は越せないと言われました。
でも、頑張ってお正月。
それからどんどん回復し、もしかしてもう治った?
しかし、やはり甘かったです。
ほぼ全ての抗がん剤を処方しました。
この1ヶ月の変貌ぶりは強烈でした。
数日前からモルヒネで痛みを止めていました。
お医者様と相談し、これ以上苦しまないようにしてあげることが飼い主の責任と判断しました。
ぽあん君は1歳のときにウチにやってきました。
保健所に行く運命にあったのをウチが引き取りました。
虐待を受けていたようで栄養失調でした。
生まれてすぐに悲しい思いをしたから、最後は楽しく行ってもらいたい。
それができたのかなぁ? と思うと複雑な気持ちになります。
でも、あの解放された様子を見たとき、寂しさと安堵が同時に強烈に湧いてきました。
感情を抑えきれなくもなりました。
死んでしまうことを「往生」と言いますが、それは天国に行ってもう一度生まれるという意味です。
私たちも遅かれ早かれいつかは往生します。
だから、最後の最後に「また逢おうね」って声をかけました。 合掌