松田まなぶ テレビで語るIR(統合型リゾート)とカジノ解禁 | 松田学オフィシャルブログ Powered by Ameba

松田学オフィシャルブログ Powered by Ameba

日本を夢の持てる国へという思いで財務省を飛び出しました。国政にも挑戦、様々な政策論や地域再生の活動をしています。21世紀は日本の世紀。大震災を経ていよいよ世界の課題に答を出す新日本秩序の形成を。新しい国はじめに向けて発信をしたいと思います。

 いま、日本ではカジノ解禁が話題になっています。IR、つまり統合型リゾート(Integrated Resort)が成長戦略の一環として位置づけられ、これによる観光振興で地域振興を図ろうとする動きが、2020年の東京オリンピックもにらみながら、活発化しています。このIRの中で中心的な論点になっているのが、こうしたリゾート施設内でカジノを解禁すること。神奈川県でも横浜へのIR誘致の声が高まっています。

 テレビ神奈川の毎週水曜日午前9時~9時半の時間帯の中のコーナー番組「松田まなぶのカナガワ未来レポート」で、このテーマを取り上げ、9月3日に放映されました。
 その動画です。こちらをご覧下さい。



 折しも、IRについては、議員提案で「IR推進法案」が前通常国会で審議入りし、私は衆院内閣委員会で理事として、深く関わってきています。今年秋の臨時国会で本法案が成立し、その後、政府提出の法案によって具体化されるという流れが予想されているところです。

IR法案やカジノ解禁など、その論点については、すでに下記にまとめてあります。
「松田まなぶ カジノ解禁への第一歩、IR(統合リゾート)法案が審議入り」

「松田まなぶの論点 日本型IRで個人も地域も『自立』を軸とした活性化を」

 今回の番組では、私の独り語りのスタイルで、特に賛否両論があるカジノ解禁について、さまざまな考え方を整理してみました。IRやカジノの振興には、多くの国々が成長戦略として取り組んでいますが、日本ではカジノは刑法で賭博罪として禁止されています。国民の射幸心をあおり、勤労意欲を阻害するから、というのが法務省の説明です。また、治安や犯罪、ギャンブル依存症などの社会問題も指摘されていますが、他の先進国では健全な娯楽の場として運営されているという意見もあります。日本にも公営ギャンブルがすでに存在しますが、もしカジノを解禁するなら、これらと同様、それなりの公共目的が必要だという意見もあります。予想される問題に対する対策さえきちんと講じれば、そもそも国が個人の勤労意欲まで心配するのは「自立」の考え方に反するという見方もあるでしょう。
 ただ、少なくとも、これを単なるカジノ誘致として捉えるのではなく、誘致するのであれば、それぞれの地域資源を活かし、地域の魅力と組み合わせるという視点が必要でしょう。横浜の場合は、国際会議やイベントを世界から呼び込むことと一体で捉えることが考えられるかもしれません。

 すでに多くの方々が海外で経験されているのがカジノですが、この番組動画が、日本への導入はどうなのかを考える一助になれば幸いです。