嬉しい報告:ニュートラルな気持ちを実感 | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

39歳で第一子を自然妊娠で出産。41歳で自然妊娠を2回するも、一度目は胎嚢のみの確認で自然流産、二度目は心拍確認後の自然流産となりました。特に二度目は一度目のこともあり、常に不安で週に2回の頻度でエコーにいくも、不安な気持ちが消えることはありませんでした。


夫婦間では、治療しての二人目は考えていなかったのですが、ある日急に思い立ち、不妊治療を始めたのが42歳11ヶ月の時でした。採卵は、1回目刺激→採卵10、胚盤胞1(凍結中)。2回目自然→採卵1、胚盤胞1、凍結し移植し陰性。3回目刺激→採卵7、胚盤胞2、凍結し移植し陰性(うち1つ凍結中)。4回目自然→空胞。5回目自然→変成卵。6回目刺激→採卵7、胚盤胞3、5日目胚盤胞を2個移植し、うちひとつが着床(1つ凍結中)。着床したひとつはBT7でhcg13.5でしたがBT18でhcg1600になり、現在19週3日を迎えました。

不妊治療を開始してすぐに松林先生のブログを拝見し、ニュートラルな気持ちに大変感銘しました。一度目の流産時に空っぽの胎嚢を見たときは、人生のなかでもかなりのショックをうけ、二度目の妊娠が判明しても不安ばかりでした。先生のニュートラルな気持ちを知ってからは、不妊治療を始めても一喜一憂することなく過ごすことが出来ています。不妊治療中に妊娠検査薬を使うことも一切なく、自然周期で結果がでなかった時は、自ら刺激周期をお願いし、自己注射も組み合わせて、会社勤めをしながら妊娠に至り、臨機応変に対応してくださった病院の方々及び先生のブログには大変感謝しています。本来、無事に出産してからご報告をさせていただきたかったのですが、自分の経験がどなたかの参考になればと思い報告させていただくこととしました。先生のブログから、ニュートラルな気持ちと自然にとらわれない事を大きく学びました。これからも先生のブログは読み続けたいと思います。

Q さて、現在凍結中の胚盤胞が3つあるのですが、今後移植を考えた時に、着床前診断が気になります。現在の病院では診断を行っていないようなのですが、この場合どうするのがよろしいでしょうか。
 
A 残念ですが、日本ではこのような場合の着床前スクリーニング検査は認められていません。本当に残念です。
 
下記の記事を参照してください。