嬉しい報告 | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

2016.8.22「Q&A1190 ☆AMH 14.3、採卵21個、凍結1個」にて回答を頂いた者です。

先生のアドバイスをもとに、他にも採卵方法はあるんだと思い、隣県の不妊専門のクリニックへ問い合わせをしました。そこでも高AMHの人もたくさんおり、先生が回答くださったような採卵方法(専門的には若干違うのかもしれませんが)を行っていました。そこで、今回の1個の胚盤胞の移植が陰性であれば転院できるように手続きを進めていきました。初診なども済ませ、陰性であった場合の次の手順なども確認し、万全の態勢で移植へ挑みました。

もちろん4CCの胚盤胞だからといって絶対に妊娠できないと諦めたわけではありませんでした。生殖医療一筋の先生の「4CCの胚盤胞でも十分妊娠のチャンスはあります」とのお言葉がどんなに励みになったことでしょう。過度の期待はせずに、また次の医療方針も決まっていてリラックスして移植に臨むことができたように思います。その結果、なんと妊娠に至ることができました。嬉しさよりも驚きでいっぱいでした。その後もしばらくはホルモン補充などもあり不安な時期を過ごしてきましたが、先日無事に安定期に入ることができました。

今後の治療について悩んでいた時に、先生にアドバイスをいただけたことで前をむくことができました。本当にありがとうございました。授かったこの命に感謝して、大切に育てていきたいと思います。

 

コメント:まさに「ニュートラルな気持ち」になれたのだと思います。