告知:リプロダクションクリニック東京開院のお知らせ | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

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生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

昨日のフォーラムで、リプロダクションクリニック東京開院についてご報告しました。
以下にその内容を記します。

リプロダクションクリニック東京は、2017年3月に東京、新橋で開院いたします。
2月下旬より、体外受精、顕微授精などの自費診療は可能になりますが、保険診療は3月からです。
松林と石川は、東京と大阪をおよそ半々で勤務することになります。
なお、診療内容や料金体系は全て大阪と同じになります。

詳細は、リプロダクションクリニック東京のホームページをご覧ください。

現在、日本国内であれば、胚、卵子、精子の移送は、宅急便で可能です。他にも、iPS細胞や癌細胞株など研究用の細胞も同様に移送可能です。凍結融解技術の進歩と液体窒素の安定性がなせる技です。しかし、国際移送の場合には、安全性と信頼性の点から移送には慎重にならざるを得ません。液体窒素は-196℃ですが、蒸発も早いため長時間の移送によって枯渇してしまう危険性があります。このような観点から、東京と大阪の移送には何ら支障はないものと考えています。実際に、リプロダクションクリニック大阪では、全国各地からの胚、卵子、精子の移出、移入を行ってきましたが、これまで何ら問題は生じていません。