ESHRE2016報告 | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

フィンランドのヘルシンキで開催された欧州生殖会議(ESHRE)に参加して参りました。

夏というのに、日本の3月下旬から4月上旬くらいの気候で、ちょうどサクラの季節の感じ、上着は必須です。
白夜のため、日付が変わる頃やっと暗くなり、朝4時くらいにはもう明るくなります。
時折にわか雨がふるので、折りたたみ傘は必須ですし、急に肌寒くなります。
デパートには、ダウンジャケットや革ジャンが売られていました。
日本は猛暑なのに、、、不思議な感じです。

国際学会では、世界中の多くの国から人が集まります。
英語を母国語としない方も少なくありません。
したがって、いろいろな訛りのある英語が飛び交っっています。
でも、みな自信たっぷりにしゃべります。

昔あった抄録集のような紙媒体は一切なく、スマホのアプリで抄録も地図も何でも見れるようになっています。お知らせもスマホに届きます。ポスターさえ、紙ではなく大きなモニターで見ます。気に入ったポスターがあれば、それをそのまま自分のメールアドレスに転送できます。時代が変わっているのを実感します。

下記の記事を参照してください。
2015.10.25「国際学会にはスマホが必須」

当院からは2題の演題の発表があり、ひとつはポスターで、私はランダムスタート法について口頭発表を行いました。なかなか注目度が高く、多くの質問がありました。日本語でも英語でも、もう「あがる」ことは一切なくなりました。多分「年の功」ですね。私も自信たっぷりにしゃべりました。
海外に行くと、英語モードになりますが、日本に戻るとすぐに元に戻ってしまいます。
これが、とても残念です。

8日金曜日の朝、帰国して、昼過ぎから胚移植と外来でした。時差6時間だと、時差ぼけもありません。

写真は、学会場、街並みと真夜中の大聖堂です。