嬉しい報告 | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

2015.2.21「Q&A610 32才、AMH 8.99、採卵3回、移植5回」でご回答いただいたものです。
その後、治療を継続して無事妊娠することができましたのでお礼とご報告にコメントさせていただきます。

質問後、6回目の移植が陰性に終わり、転院いたしました。転院先は血液検査を毎回行うクリニックです。フェマーラ誘発で1回目の採卵を試みましたが、残念ながら排卵済みでキャンセルとなりました。2回目はクロミッド+注射で未成熟卵を含む11個の卵を採卵できました。顕微授精で1つの初期胚と3つの胚盤胞を凍結しました。フェマーラ誘発による自然周期で初期胚を移植し、無事妊娠に至り、現在妊娠5ヶ月です。

過去に6回も移植を行いながら一度も陽性になったことがなかったので、転院後1回目の移植で陽性となったことに大変驚きました。自然周期での移植は初めてでしたが、うまくいかなければ違う方法にトライすべき、という先生のお言葉を実感いたしました。本ブログを拝見させていただき、治療に関する様々なことを勉強させていただきました。また、質問にご回答いただき転院の決心ができました。

無事元気な赤ちゃんを出産できて初めて治療に一区切りつくと思いますが、取り急ぎお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。