数年前に、デンマークのバーで面白い経験をしました。
当時は2年に1回のペースで、コペンハーゲンの東海大学の施設を利用させていただき、クローズドの国際会議を開催していました(iPS細胞の山中教授もお招きしたこともあります)。私は、その主催者として、学会の運営を任されていました。会議が無事終わり、帰りのフライトまでに少し時間があり、皆でコペンハーゲン市内にあるチボリ公園の近くのバーに行ったときのことです(お昼ころです)。「1Lビール」というのがあり、興味本位から注文したところ、、、
「1Lビールを注文したのはどなたですか?」
「私です」
「それでは、靴を片方脱いでください。」
「靴ですか?」
「そうです」
「何のためですか?」
「そういうルールです」
皆で、訳が分からないまま、靴を渡しました。すると、、、店の中央の天井にわらじのようなものが入った籠があり、紐で吊られていましたが、その籠を床まで降ろし、わらじと靴を交換し、私の靴が入った籠が天井に持っていかれました。その写真がこれです。
皆で不思議に籠をみていると、
「ビール、お待たせ!」と「1Lビール」が来ました。
もう1人も同じものを注文して、同じように靴を脱ぎ、片足だけわらじになりました。
いったい何のためなんだろうか、と皆で議論が始まりました。
1 酔っぱらった客に逃げられないようにするため
2 現在、何人「1Lビール」を注文しているかわかるようにするため
3 お店の客寄せのため
正解はわかりませんが、日本でもこれをやったら、話題作りとしては画期的で良いのではと思った次第です。
そうそう、結局3杯飲みました。帰りのフライトでは、ご想像通り、トイレにばかり行くはめになり、なかなかゆっくり眠れませんでした。お店の戦略?にまんまとはまった感じです。