♬あなたのキスを数えましょう♬(小柳ゆき)ホラホラ、これが僕の骨だ(中原中也) | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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小柳ゆきさんのデビュー曲「あなたのキスを数えましょう」ではないですが、あなたの骨を数えましょう(*^^*)

骨を数えることがすべての中心になるのではないかと最近考えています。

特にヒーラーとして自立するための中心に骨を据えるのは良いアイデアのように思います。


身体は鵺(ぬえ)のように掴みどころがないものです。
宇宙もまた鵺(ぬえ)のように掴みどころがないものです。
(宇宙や世界の中心にランダム性があると言われても、ますます掴みどころがない感じがしますw)

そんな暗闇の中に灯りとなるのが、骨ではないかと思います。

骨というと中原中也の詩を思い出します。
「ホラホラ、これが僕の骨だ」というあの詩です。






ホラホラ、これが僕の骨だ、
生きてゐた時の苦労にみちた
あのけがらはしい肉を破つて、
しらじらと雨に洗はれ、
ヌックと出た、骨の尖(さき)。

それは光沢もない、
ただいたづらにしらじらと、
雨を吸収する、
風に吹かれる、
幾分空を反映する。
(『在りし日の歌』青空文庫



骨を学ぶと言っても、「解剖学を学びましょう!」というよりは単に骨の名称を覚えるだけです。

骨の名称だけならば、1時間もあればきちんと覚えることができます。
覚えたら、自分の身体を触りながら、骨の数を数えましょう。

ひとつひとつ丁寧にかぞえていきます。できるだけ触れて。


手の指は5本あります(フィンガーは4本、親指が1本で5本です)。
指骨が3つずつ(末節骨、中節骨、基節骨)、それに中手骨で4つずつです。
とすると、手には概算で4つ×5本指で20本の骨があるはずです。
ただ、親指には中節骨がないので、20−1=19本です。



手首のところにある手根骨は遠位に4つ、近位に4つの8個です。
フィンガーの4本の付け根なので、4つと4つと覚えると直感的かなと思います。

とすると、19+8=27となります。

肩から先の腕を考えましょう。
突然シンプルになります。

上腕骨は1本、そして尺骨・橈骨なので、3本の骨です。

そうすると、手根骨から先の手に27本、肩から手首までが3本なので。
トータルで30本です。

肩から先が30本という綺麗な数なのは、非常にありがたいです。
創造神が解剖学の初心者に気を使ったのではないかと推察します(冗談です)。

もちろん上肢で考えるならば、鎖骨と肩甲骨がありますので、上肢は全部で32個です(ただ上肢帯はすぐに数えられるので、肩から先の腕が30本と覚えるのは良いと思います)。


それでは脚は?
結論から言えば、脚も腕と同じです。
30本です!!


*足の指骨とありますが、趾骨ですね〜。指は手偏、趾(あしゆび)は足編なので。


手と足の構造はそっくりです。

指骨ー趾骨
中手骨ー中足骨
足根骨ー手根骨
(名前もそっくり)

ただ、異なるのは足根骨の数です。
手根骨が8だったのに対して、足根骨は踵骨が巨大なせいなのか7つです。
他は全部同じです。

ただ神様は解剖学初学者のために粋なはからいをします。

それが膝蓋骨です。いわゆる膝のお皿ですね。

この膝のお皿を一つ追加することで、プラスマイナスゼロにしています。

なので、脚の骨は足が26(趾骨14+中足骨5+足根骨7)、脛骨、腓骨、大腿骨に膝蓋骨の4つで、トータルはプラスマイナスゼロの30となります!!


肩から先の腕と、股関節から先の脚がそれぞれ綺麗に30というのは覚えやすいです。


残りはシンプルです。

背骨は頚椎、胸椎、腰椎に大きく分けられ、それに仙骨と尾骨がついてきます。
頚椎はチャクラと同じく7つ、胸椎は1ダースの12、腰椎は5です(頚椎と腰椎を足すとちょうど12個1ダースです)。
仙骨・尾骨を考えなければ、2ダース(24本)なのです。
仙骨・尾骨を足すと24+2=26です。




じゃあ、肋骨は??と言えば、前から見ると複雑な肋骨も後ろから見るとシンプルです。
肋骨と胸椎は一対一対応しています。
12×2対=24本です。




そうすると!!!

体幹部の骨の数もまた綺麗になります。
26+24=50です!
ここには胸骨が含まれていません。胸骨をいれると51です。

腕や脚が30で、体幹が50

なんと覚えやすい!

30×四肢+体幹50=170です!

ちなみにここには端数が入っていません。
端数とは、上肢帯の鎖骨・肩甲骨、下肢帯の腸骨です。そして胸骨で7個です!


ありがたいことに頭蓋骨の骨の数は23(耳小骨3対を除く)。

そうすると、綺麗に200個になります。
170+7+23です。



これらはお馴染みの議論ですが、これがなぜ「暗闇の中の灯り」になるのでしょう。


シンプルです。


たとえば身体の使い方を指導したいと思ったら、これらの解剖学的知識で事足ります。


たとえば、今日の認定スクールでもやりましたが、タンジュにせよ、デベロッペにせよ、腸骨を意識して、腸骨を動かすつもりでやると動きが変わります。
本格的な動きになります。
モデルたちのウォーキングも、新体操選手の長い脚もコツ(骨)は腸骨です。
腸骨という下肢帯が下肢であること(脚であること)を認めれば、良いのです。

そしてよく触ることです。

アームスであれば、胸骨や肩甲骨です。

身体操作だけではありません。

たとえばクンダリーニであれば、きちんと尾骨と頚椎1番を触ることです。
そこに意識を通していくことですべてが変わります。

スッシューもパッセもです。

頭痛がするようなときも、たとえば頭蓋骨をグチャグチャと壊すような(ペットボトル気功)で改善することがありますし、肋骨をペットボトルに見立ててグシャグシャとすると、呼吸が深くなり、胸が膨らみます。





バレエの動きも骨で考えますし、ヨガのアーサナも骨です。
RayZapのようなトレーニングもまずは骨格です。




骨の名称を覚えるという単純なことがしっかりとできていると、関節の名称も聞いただけで分かるようになります。仙腸関節であれば、仙骨と腸骨の間の関節ですし、胸肋関節であれば、胸骨と肋骨の間の関節です。

そして筋肉について考えるときも、きちんと起始停止を骨で理解できれば最高です。



骨にすべての概念がぶら下がっているイメージです。
膨大な知識とワークの海に溺れてしまわないように、確固たる土台を築きましょう。とは言っても難しいことはありません。シンプルに自分の骨の数を自分の身体で数えていくことです。
自分の身体で慣れれば、人の体も見えるようになってきます。


骨を中心に、骨から考えるのがコツ(骨)です!!




p.s. ちなみにY字も骨格の理解によって、あっさりできます!!




そう言えば、今月の「はじめての気功」はY字です!


【はじめての気功 〜さらっとY字バランスができるようになりたい!!〜】
【日時】 8月31日(木) 19:00~21:00(21:30まで質疑応答!)
【場所】 東京・四ツ谷の「まといのば」のセミナールーム
【受講料】  3万円
【受講資格】 ブログ読者
【持ち物】 筆記用具と動きやすい服装
【お申し込み】お申し込みはこちらから。


お楽しみに!!




*余談ながら、「あなたのキスを数えましょう」は小柳ゆきさんのデビュー曲。

*昨日の東京ストリートコレクションでご本人が登場したのには感動でした。




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