【「まといのば」はバレエ専門になるのですか?】リカちゃん人形では、、、♬ダンスはうまく踊れない♬ | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

四ツ谷にありますバレリーナ専門の気功整体「まといのば」のブログです。
気功師から見たバレエとヒーリングのコツを公開します。
「まといのば」では、バレエ・ヒーリング・美容の各種セミナーを行っております。

「まといのば」はダンサー養成機関になるのですか?というご質問をいただきます、、、、、






YesでありNoですね。


というか、そもそもバレリーナ専門なので、ダンサー養成は主軸です(まあその軸がずいぶんと細いのが最近の傾向ですが)。

バレエを習いたいという要望があれば、それに答えます。

また、教養を身に着けたいというニーズがあれば、寺子屋を開催しますし、教養の中でも数学をやりたいという声が上がれば、数学をやり、経済学について知りたいと言われれば、経済学をやり、地政学について知りたいと言われれば地政学をやります。

ヨガを習いたいと言われればヨガを、気功整体を習いたいと言われれば気功整体を教えます。



露悪的に言えば、節操がないのです。

よく言えば、「役割(機能)を果たせるのであれば、何でもやります!」という感じです。

前屈が柔らかくなりたいと言われれば、前屈を教えますし、Y字を一度でいいからやりたいと言われれば教えます。

開脚前屈が夢だと言われれば教えますし、ヨーガの太陽礼拝ができるようになりたいと言われれば、やれるようにします。






身体デザインスクールもそうですし、そもそもヒーラー養成スクールもそうです。

体操指導をしたいけど、コツを教えて欲しいと言われ、マンツーマンでスクールを開催するつもりでスクールを開校しました。

その後の気功整体師なども事情は変わりません。




ですので、今回も若手の美しい男性たちがバレエを始めたので、それをサポートする意味で古くて新しい企画であるところのMBAをスタートしました。


*ヌレエフ様



ですから、「まといのば」は変質も変節もしておらず、いつもどおりの通常運行です。
(ちなみにこれをやって欲しいと言われても、僕の手に余るものは、一切やっていません。その意味ではボツになる企画のほうが圧倒的に多いです)


ですから、バレエをやらないと「まといのば」には残れないなどと不安になることはありませんし(なってないか)、バレエ・ダンサー以外お断りにもしません(当たり前です。ちなみに当初はそうでした。当初というのは「まといのば」以前の時期は必然的にそうでした)。




というわけで、踊りましょう!








でも、僕らの最初の身体感であるリカちゃん人形だとダンスはうまく踊れません。

リカちゃん人形というのは、腕の付け根が肩であり、脚の付け根が股関節であるあの人形のことです。




股関節や肩関節はとても大切な関節です。

あ、ちなみに気功整体師養成スクールでは「関節」がテーマになります!
ジョイントですね。
関節に対する調整によって、ありとあらゆることを達成していきます。
股関節を調整することで、歩行は改善しますし、仙腸関節を調整すれば踊りが改善します。
頚椎1番を調整することで、頭痛などの不定愁訴はかなり改善しますし、胸肋関節を調整することで呼吸も気分も改善します。
ジョイントはかなり面白いのです。




閑話休題

で、股関節や肩関節はとても大切です。

ただそこは付け根ではないのです。

これは身体操作上だけの話ではありません。解剖学的にも付け根ではないのです。

ご承知のとおり、腸骨までが下肢であり、鎖骨と肩甲骨までが上肢です。






でも僕らは外見から判断して、どうしても股関節と肩関節で切って考えてしまいます。


そして身体は意志に従います。

大事なことなのでもう一度言いますが、身体は意志に従います。


どういうことかと言えば、肩関節が上肢の付け根だと考えると、身体はそれが解剖学的に間違っていても、それに従うのです。
すなわち鎖骨と肩甲骨を止めてしまうのです。体幹扱いとして、動かなくさせます。
そして肩関節を支点もしくは付け根として機能させます。
でもこれは非常に不自然なので、肩が痛むのです。

股関節でも同じです。
股関節が下肢の付け根だと考えると、身体はそれが解剖学的に間違っていても、その指示に従うのです。
すなわち腸骨を止めて、股関節を動かします。
腸骨を固めて、脚を動かそうとします。



*仙骨と尾骨を取り除けば下肢


これは簡単な実験で分かります。

腸骨に触れて(いつもながら上前腸骨棘に触れて)、脚を大きく動かしてその場歩きしてみましょう。そうすると骨盤はピタッと止まります。
骨盤を固めて、股関節をフリーにするのです。

ですから、上前腸骨棘を触るワークをするときは、なるべく小さく歩くように指導します。
小さなその場歩きです。

そうすると骨盤(腸骨)はフワフワと動き始めるのです。

本来は大きな動きにこそ、腸骨の参加が必要なのに、大きな動きになると、腸骨は沈黙します。


一足飛びに結論に行くと、小さな動きのように大きな動きをするというのがコツとなります。
その解剖学的な心は、腸骨を参加させるということです。


*骨盤の操作が最も重要です。それより重要なのは腹圧の操作です。どちらもあまりにも縁の下の力持ちで、表にはほとんど見えてきません。


鎖骨や肩甲骨も同様です。
小さな動きに反応し、大きな動きに静止する傾向があります。
(鎖骨や肩甲骨は小さな動きに対しても反応しなくなることも多いです。そのときは強制的にリセットして、動くようにします)


そして動けるようにしつつ、自分の中での身体感をアップデートしていきます。
鎖骨と肩甲骨が腕なのです。
ですから、肋骨というケージの上に鎖骨と肩甲骨というローブがかかっているようなイメージです。
(これを強烈に体感できるワークが、「上肢帯」という気功技術とワークです。脇の下の極泉から入り、肋骨と上肢帯の癒着をはがします。気功技術としてアレンジしていますが、もともとは運動科学者の高岡英夫先生の技術です。相当に不思議な感覚と、圧倒的に動く身体が手に入ります)


リカちゃん人形の身体感から、上肢と下肢がくっきりする身体感にアップデートできると、動きは変わります。

その第一歩として、上前腸骨棘をひたすらに触り、腸骨の動きを感じ、胸鎖関節を触り、鎖骨のゆらめきを感じましょう。

シンプルなことをシンプルに繰り返すことで、圧倒的な結果に結びつきます!!