「やってもむだです。」とアリス。「ありえないことは信じられないもの。」(鏡の国のアリス) | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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アリスは笑いました。「やってもむだです。」とアリス。

「ありえないことは信じられないもの。」



鏡の国で女王と会話をしたとき、アリスは「ほんの七歳半になったところ」だそうで、あまりの若さに驚きます。




ありえないことは信じられないもの」と無邪気に言うアリスに対して、女王はこう答えます。

「まだお稽古が足りないのね」とクイーン。「わたしがあなたの年ぐらいだったころには、毎日三十分はお稽古しましたよ。そう、朝ごはん前に、ありえないことを六つも信じたことだってあります。」(鏡の国のアリス(角川文庫))

朝ごはん前に、ありえないことを六つも信じたことだってあります。」とは、ナンセンスだなと以前は思っていました。


昔はものを思わざりけり、ですw


少しものを考えるようになると、ありえないことを6つどころか、600でも朝食前に一気に押し込んで、まず信じるしかないように思います。


自分の小さな小さな世界をわずかに広げるためには、今の自分が「ありえない」「信じられない」と思う世界にむしろ積極的に飛び込み、ありえないことを食べつくすしか無い気がします。



夢やゴールというのは現状の外という制約があり、これは単純に言えば、ふつーにやっていてはかなわないし、本気出してもかなわないことという制約です。

「俺はまだ本気出してないだけ」という言い訳が通用しないのです。

本気出しても、がんばってもかなわないというのが夢であり、ゴールです。


*「俺はまだ本気出してないだけ」(*^^*)


じゃあ、どうすればいいのかと言えば、、、奇跡を信じるしかないというのが正直なところです。


自分がいまいる系から、全く別の系へテレポーテーションするのが、夢をかなえるということです。

次元の移動です。


気付いたら、あちら側へ移動しているのに気づく感じです。
(ちなみに次元を移動したら、人が変わったように努力を続けるようになります。本人にとっては努力とは感じないのですが、まわりから見ると努力です。昨日も受講生はひたすらに強い痛みを自分に強いてましたw休憩時間ですら熱心に)


次の瞬間、アリスは鏡をくぐりぬけて、鏡の国の部屋にかろやかに跳び下りていました。


どうやって移動したのか、どうやって別の可能世界へ移動したのか、どうやって夢を叶えたのかは、神のみぞ知るです。


大学のシラバスを見ながら、取る授業を決めるようには、夢は叶えられないのです。
これとこれとこれをこの順番で履修すれば、卒業できるというほど簡単な話しではありません。


もちろん、「信じる者は救われる」というような安易な話しでもありません。

ただ少なくとも信じるところから始めるしかないのは事実だと思います。

何を信じるかと言えば、自分が夢を叶えると信じること、より厳密にはすでに夢を叶えたと信じることです。そこからしか始まりません。



昨日の身体改造計画1Dayスクールでは、運動経験の少なく、側屈もなかなか行かず、前屈や開脚も苦手という受講生の皆さんが、前屈は手が床につき、開脚もベタッと身体が床につくようになり、側屈はもちろんのこと、最後はビールマンにも挑戦し、足を手で持っていました。




一般には奇跡的な事態が起きていますし、おそらくきちんと運動をしてきている人からするとナンセンスというか、ありえないことだと思われるかと思います(逆に運動をしてきていないと、その凄さが分からないことが、良い方向に働きます。無邪気にできてしまうからです)。


ただこのカラクリはシンプルです。


自分がやりたいと思い、そしてゴールのビジョンがはっきりとあり、あとは虚心に無心に挑戦すれば、うまく転がり始めるのです。


あとはそこに呼び水と適切な仕掛けを丁寧に施していけば、結果に結びついていきます。

ゴールのビジョンというと、視覚化ばかりが強調されがちですが、もっとシンプルなものです。
(というか、視覚化できないことのほうが多いはずなので)


恋愛を考えてみましょう。

誰かを好きになり、その人と話をしたい、その人と一緒にいたいと願ったときに、わたしたちはまだ一度も話をしたことがないかもしれないし、ましてや長く一緒にいたことはありません。生涯を共にしたこともないです(前前前生以外ではw)

でも、一緒の生活を夢見ることで、恋愛は始まります。
そしてその恋愛は成就したり、しなかったりします(*^^*)


これがゴール設定の感覚です。


バレエダンサーになりたいと思った7歳の女の子は、バレエ団のダンサーであったことはありません。しかし、その憧れだけで十分なのです。憧れが奇跡を起こし、奇跡の連続によって、彼女はバレエダンサーの階段を登り、そして夢見た舞台で踊っている自分に気づくのです。


夢実現の過程は学校の履修課程ではないのです(後からみるとそう見えたとしても)。

奇跡の飛び石を跳ねていくような過程です。
いつも闇への跳躍です。奈落へ落ちる覚悟と諦観はいつも必要であり、恐怖の連続です。


まず何よりもこの全体像を信じることができるかどうか、そして強い痛みを含めて細部を愛せるかどうかが、夢を叶えるためのコツです。


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