甘口ワイン どうして甘いのか
甘口ワインは どうして甘いのか・・・?
糖度の高い葡萄で
アルコール発酵させ
糖分を残して造られたのが
→甘口ワインです!
甘口ワインは
糖度の高い葡萄を用いて醸すのですが
国(地方)によって
さまざまな方法で糖度の高い葡萄を入手しています
ポイント!
アルコール発酵を行ったとき
↓
葡萄の糖分がすべてアルコールになった時は→辛口!
一部が残った場合は→甘口ワインとなります!
一般的に甘口ワインを造るためには
→糖度の高い葡萄が必要になります
産地のテロワール(土壌と風土)によって
さまざまな甘口ワインが造られています
有名な甘口ワインの種類
○ 貴腐ワイン
代表産地は
フランスの→ソーテルヌ
ハンガリーの→トカイ
希少性の大変高い葡萄で収穫間際に完熟した
貴腐菌の増殖によって糖度の高い葡萄となり
この貴腐菌の繁殖には適度な湿気が必要で収穫のタイミングがズレると
↓
カビ病になり 葡萄に悪影響を与えます
こういった意味も含めて
ソーテルヌは→貴腐ワインの最高峰と言われているのです!
○ アイスワイン
代表産地は→ドイツ カナダの寒冷地方
一番特徴は
通常の収穫時期に葡萄を収穫しないで樹にそのままの状態にしておき
↓
真冬の早朝 葡萄が凍った状態で収穫し
すぐにプレスにかけて→果汁にします
こうすることで 葡萄の水分は凍ったままで糖分の高い果汁を入手できます!
このアイスワイン 自然条件が整わないと造ることはできません
完熟のまま放置した葡萄 鳥などに食べられてしまうことも多く
貴腐ワインと並んで 希少性の高い甘口ワインです
カナダなどの新世界産地では 人工的に果汁を凍らせ
→アイスワインを造ることもあります!
○ 陰干し
代表産地は→イタリアやフランス ジュラ地方
収穫した葡萄を 天井からつるしたり
すのこ状の板の上に並べて
→陰干し!
こうすることで
糖度の高い葡萄となり これを用いて甘口ワインを造ります!
イタリア パッシートやレチョートは
この製法で造られています!
○ 遅摘み
代表産地は→ドイツやフランス アルザス地方
通常の収穫時期より10日ほど遅く収穫した
糖度の上昇した葡萄から造られる甘口ワインです!
ドイツ シュペートレーゼ
フランス アルザス地方のヴァンダンジュ・タルディヴ
が これにあたります!
地方によってさまざまですが
糖分を残して造る
↑
これが 甘口ワインの基本です!