地方公務員・警察官就職者数ランキング | 増田塾千葉校ブログ

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景気回復が進んで、厳しかった大学生の就職戦線も、だいぶ厳しさが緩和されてきました。

厚生労働省と文部科学省が発表した今春に卒業した大学生の就職率は、96.7%とのことでした。

この数字は、リーマンショック直前の2008年春(96.9%)に次ぐ2番目の高水準です。

このような状況を反映して、数年前までは企業が学生を厳選採用していましたが、今は学生が企業を厳選する時代になっているようです。

しかし、その様な時代であっても、圧倒的な安定感を誇る公務員の人気は高いものがあります。

さらに、その公務員の中でも、地元志向の高まりを受けて、異動が各都道府県内に限られる地方公務員と警察官の人気が高まっています。

余談ですが、地元志向の高まりから、山形大学の地域教育文化学部、高知大学の地域協働学部、宮崎大学の地域資源創成学部、佐賀大学の芸術地域デザイン学部など、地方の国立大学では、その地域と関わりのある学部が増えてきているようです。



そこで、今年春の地方公務員と警察官の就職者数ランキングを見てみたいと思います(数字は大学通信調べ)。

まず地方公務員
1位日本大学(824人)
2位愛知教育大学(622人)
3位早稲田大学(533人)
4位立命館大学(530人)
5位千葉大学(519人)
6位広島大学(510人)
7位文教大学(493人)
8位中央大学(471人)
9位関西学院大学(452人)
10位金沢大学(421人)

以上、10位までです。

増田塾は私立専門の塾ですので私立に限定して見ていくと、やはり、日本大学早稲田大学立命館大学など、学生の多い大規模大学が上位に来てますね。

7位には文教大学が入ってますが、ここは伝統的に教員に強い大学ですので、公立学校への就職者数が順位を押し上げたものと考えられます。




続いて警察官ランキングです。
1位日本大学(161人)
2位国士舘大学(132人)
3位東海大学(106人)
4位近畿大学(92人)
5位日本文化大学(90人)
6位帝京大学(89人)
7位専修大学(82人)
8位福岡大学(69人)
9位駒澤大学(62人)
10位関西大学(59人)

以上、こちらも10位までです。

こちらは全て私立大学ですが、やはり日本一のマンモス大学の日本大学が1位ですね。

2~4位も警察官に強いことで有名な大規模大学が並んでいます。

こうしてみると、国立よりも私立の数の方が多いことに気づきます。

通常、地方での就職と言えばその都道府県名を冠した大学が強いものですが、公務員や警察官に関しては、民間企業とは異なり、一概に地元の国立が有利と言えるわけではないということが分かります。

地元の国立か、都市部の私立かで悩む受験生は意外と多いのですが、公務員を目指すのであれば、都市部の私立の方が有利そうですね。




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